たいへんな混雑だと知っていながらも、いってきました「阿修羅展」。
招待券を持っていたのに、ぼんやりしてたら会期終了まで1か月を切っていました・・・。
なんと、50分待ち!
金曜の午後とはいえ、炎天下にたくさんの人が並んでいました。
土日はいったいどうなることやら・・・。
会場外では待っている人のために日傘の貸し出しがあります。
マラソンではないけれど
給水所も。
さて、阿修羅展。
阿修羅展に限らず、この上野の東京国立博物館には素晴らしいライティングや展示スタイルを提案しているので可能な限り行くようにしています。国内の博物館ではおそらく唯一の展示デザイナーの木下史青さんの手腕は本当に素晴らしい!
興福寺に限らず、仏像を見下ろしたり、後ろから見る機会は本来の寺社ではないこと。
ただ借りて並べるのではなく、博物館展示ならではの新たな角度から見られるという面白さや、会場のデザインによる演出、ライティングでの新たな表情の発見など、とくに東京国立博物館の展示にはいつも嬉しい驚きがあるのです。
今回の阿修羅展でも、阿修羅像の周りに人が集まることを想定してか、スロープを作って上から見られるところと、像周りの足元から細部を見られるようにするところと、視点を変えて鑑賞できます。
また、スロープに入る前にまるでテーマパークのようなトンネルを作り、左右のモニターで阿修羅像の映像を流してわくわく感まで演出。今回の阿修羅像ブームは、メディア露出はもちろんだけど、来場した人たちの満足度が高いという評判もあるのではないでしょうか。
上野での阿修羅展は6月7日までですが、7月14日からは九州国立博物館にて展示。
展示内容は、阿修羅像のほか、八部衆8体のうち沙羯羅、緊那羅など5体と、十大弟子6体のうち富楼那、舎利弗など4体の展示は公表されていますが、展示方法やそのほかの展示内容が上野と同じかどうかは不明です。
しかし、レキジョブームだけでなく、仏像イケメンブームもきているのでしょうか。
なんか阿修羅像への感想で聞かれるのが、コンサート会場前みたいな感じで。。。
阿修羅展公式ホームページ
http://www.asahi.com/ashura/