【ArtPreview】アイ・ウェイ・ウェイ展-何に因って? 現代中国で最も刺激的なクリエイターの挑戦

明日土曜日から六本木ヒルズの森美術館にて始まる「アイ・ウェイ・ウェイ展-何に因って? 現代中国で最も刺激的なクリエイターの挑戦」のプレスプレビューへ。

アイ・ウェイ・ウェイ(艾未未 AI WEI WEI)はアートの世界にとどまらず、建築にデザイン、出版などの分野でも活躍しているアーティストです。最近のもので有名なのは、なんといっても北京オリンピックのメイン会場となった鳥の巣スタジアム。ヘルツォーク&ド・ムーロンとのコラボレーションでしょうね。
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インタビューの回答もとてもクレバーな方でした。彼の作品に触れたのは、作りかけの鳥の巣をフェンス越しにみたぐらいだけど、ブログとかチェックしてみようかな。

同時開催される若手アーティストを応援するシリーズ「MAMプロジェクト」の第9弾の小泉明朗氏も登壇。
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今回の展示では作品のクオリティはもちろんですが、新たな試みを行っていることで注目を集めると思います。

今回行われる新しい試みは、展覧会の写真を撮影できること。

私の記憶では、ルーブル美術館(でも7月14日だったから特別?FreeDayでモナリザの前とかでみんな撮ってた)や大英博物館では撮影OKですが、国内だとまだまれ。著作権保護や作品保護の問題もあって、まだオープンにはなっていません。森美術館の発表によると、国立近代美術館の常設展では撮影可能になっているようです。

本展覧会はアーティストが2組のため、今回の試みのために許可を取るのも容易だったようです。展示のなかに絵画作品がないのもあったかも?森美術館としては今後もチャレンジしていきたいとのことでした。

というわけで、さっそく撮ったものをアップしてみます。
撮影OKだからといっても、個人レベルのブログ程度までであって、商業的利用はNG。報道の場合も、許可を取ってからではないといけません。
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右の作品は、なんとプーアル茶を固めたもの。お茶の匂いがばっちりしています。
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古い寺院を解体して作ったアートの、さらに残りのものを集めて作られた作品。
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大きなお椀いっぱいの真珠!

作家:アイ・ウェイウェイ  
この写真は「クリエイティブ・コモンズ
表示・非営利・改変禁止2.1日本」
ライセンスでライセンスされています。

↑上の表記を入れることは必須。
アイコンにも意味があって、その展覧会ごとにOKやNGの範囲を示しています。
詳しくはhttp://creativecommons.org/(only English)またはhttp://www.creativecommons.jp/にて。

写真を撮って、こうしてアップしながら思ったのは、やっぱり生のパワーはすごいってこと。
中国のアーティストの作品って制作できるスペースも、中国での展示スペースもたっぷりあるから基本的にサイズが大きいし、力強さを感じます。それを写真のなかに閉じ込めるのはやっぱり無理。

11月まで開催されているので、匂いも含めて体感してみてください。

開催概要は以下のとおり。

アイ・ウェイウェイ展-何に因って?
2009年7月25日(土)~11月8日(日)
会場: 森美術館 〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階
主催: 森美術館
助成: 財団法人 大林都市研究振興財団
協力: ニコラ・フィアット、ボンベイ・サファイア
開館時間
10:00-22:00(火曜のみ17:00まで。但し、9/22(火)、11/3(火)は22:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
※会期中無休



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