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【Book】ミシェル・オバマ アメリカを変革するファーストレディ/ライザ・マンディ

ミシェル・オバマ アメリカを変革するファーストレディ/ライザ・マンディ

ミシェル・オバマ アメリカを変革するファーストレディ/ライザ・マンディ

オバマ合衆国大統領の夫人ミシェルの自伝本。
筆者自身民主党のシカゴ事務所で働いていて、大統領を目指すより前からオバマ夫妻を知っていたため、ミシェル本人をはじめ、彼女の家族を含めて多くの人からいいことはもちろん、ちょっと耳が痛い話まで引き出すことができたようです。
ミシェルに関する本は何冊も出ているけれども、1冊だけ読むならばこの本がお勧めです。彼女に関することはもちろん、なぜオバマは若くして大統領になれたのかという成功への階段を2段とばしにした経緯も語られています。

オバマ大統領は黒人初の大統領ということが大きく取り上げられていますが、同じ黒人のなかでもケニア人の父とカンザス州出身の白人を母に持つことから真の黒人の苦しみを知らないといわれることも多いそうです。いわゆるネガティブキャンペーンですね。黒人層からの支持を減らすために、「真の」黒人じゃないというわけです。
そんなときの反論として、ミシェル自身がシカゴの人種政策のさなかに生まれ育ったことを出して対抗した話が出てきます。ミシェルの洗練されたセレブリティとしての姿ではなく、人種政策の過渡期に生まれ育ち、ハンデキャップを持ちながらも懸命に子供二人を育てるために働きつづけた父、白人の女子生徒と同部屋になることを拒否された学生寮での話など、彼女の現在の人格を形成するまでにどんな出来事を経てきたのをかをつぶさに追っています。

シカゴの黒人マフィアの実態を追った「ヤバい社会学/スディール・ヴェンカテッシュ」を読んだあとだったので、リンクしている部分が多々ありました。
シカゴ、オリンピック候補地として最終候補にあがっていますが、現在はどんな姿なのでしょうか。

【本・雑誌・漫画に関するトピックス】
●【Book】アレックスと私/アイリーン・M・ペパーバーグ(2011.07.22 Friday)
鳥は「鳥頭」ではなく、自分で考え・言葉を発することができる!それを証明したアレックスと彼とともに歩んだ研究者の回想本です。

●男の頭の中にはセックス以外は何があるのか?英国のベストセラー「What Every Man Thinks About Apart From Sex」の中身は…(2011.03.10)
●【Book】謎解きはディナーのあとで/東川篤哉(2011.02.12)
●【Book】タイム・トラベラー タイム・マシンの方程式を発見した物理学者の記録/ロナルド・L・マレット(2011.02.11 Friday)
●【Book】四十路越え!/湯山玲子(2011.01.19 Wednesday)
●【漫画】義弟と変装した自分が恋人という新しい設定にドキドキする「ライアー×ライアー」/金田一 蓮十郎(2010.12.15 Wednesday)
●パラドックス13/東野圭吾(2009.09.02 Wednesday)
●ヤバい社会学/スディール・ヴェンカテッシュ(2009.07.22 Wednesday)
●赤めだか/立川談春(2009.05.20) Wednesday)
●ガリレオの苦悩/東野圭吾(2009.04.02 Thursday)



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