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CHANGE MAKER OF THE YEAR 2010授賞式と女子の問題

本日は日経ビジネス企画編集センター主催の「CHANGE MAKER OF THE YEAR 2010」なる賞の授賞式が六本木ミッドタウンにて行われたのですが
別に仕事ではないので行く必要はないものの、「第一回」となるとこの賞を選ぶうえでの「基準」であり、今後の方向性を大きく決めるはず。・・・なんて言い訳をしながら、結局はやじうま根性で雨の中いってきました。

(注:侵入したわけではないですよ!PRの方からちゃんとお誘いを受けています)

今回の受賞者は研究者部門では筑波大学大学院教授の山海嘉之氏、経営・ビジネス部門ではライフネット保険 代表取締役副社長の岩瀬大輔氏、プログラミング言語「Ruby」開発者のまつもとゆきひろ氏でした。

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(写真:左から日経BP社柳瀬博一氏、山海氏、岩瀬氏、協賛社のカルティエ=リシュモン ジャパン 代表取締役社長のクリストフ・マソーニ氏)

日経ビジネスオンラインの読者推薦から審査にかけ、今回の受賞者を選んだそうです。
登壇した山海氏、岩瀬氏のプレゼンテーションは短いながらも非常に面白く、これから本や記事を探して読んでみようと思う価値あるものでした。それだけに、今回まつもと氏は地方での講演のため欠席だったのが残念無念。

気になったのが、受賞スピーチで岩瀬氏が指摘した「受賞者に女性がいない」こと。
岩瀬氏は、それは今回協賛したカルティエからの副賞が男性向けの時計だったから、選んだ人が男性になったのだろうと言い、「次回は女性向けの時計も」と締めていました。

私自身はこの3方はそれぞれの分野でCHANGE MAKERとして活躍されていて、文句のつけようがないと思うのですが、受賞された方が「性差」を感じたのだから、その理由についてぼんやりと考えてみました。

日経WOMANなどの「女性向け」と限定したものはあれど、女優やタレントではないビジネスウーマン個人で女性が一般的なビジネスがらみの賞で授与されることって国内ではそうそうないですよね。

でも、じゃあ今回はその性差が問題なのか?と考えてみる。

例えば、Rubyを開発したまつもと氏が女性だったら受賞できなかったのか?と想像してみる。

それはないはず(と、信じてるよ)。

Rubyは男性であることも含めてまつもと氏個人が積み上げてきた人生の途中経過での素晴らしい産物であって、それに性差は関係ないと思うのです。

彼らの行った実績が素晴らしく、読者や審査員から評価を受け、ほかの候補(女性もいた、はず)に勝ったと思うのです。
ただ、その「候補」に女性がいっぱいいたかは、微妙だなぁ…と。
日経ビジネスオンラインの男性読者が「彼女ってすごいよね!」と推薦する数と、女性読者が「彼ってすごいよね!」と推薦する率を考えると、日経ビジネスオンラインの記事に登場するインタビュイーが圧倒的に男性優位なだけに、厳しいのは明らか。
時計の女性向けを用意して、「女性枠」を作るか、審査員が意図してバランスを取らない限り難しいでしょう。

(追記:なんと、審査候補リストに女性ゼロ!
http://special.nikkeibp.co.jp/ts/article/0i0i/103733/candidates/index.html
これは岩瀬氏が指摘したくなる気持がわかります…そもそも「男性」だけを対象にした賞だったのでしょうか?)

女性である私個人としては、受賞するのが男か女かではなく、頑張っている人がきちんと評価されて次のステップへつながるような賞に育ててほしい。
その結果として、女性の受賞者が出ることを望みます。



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