グラフィックと音で体感するUKデザインシーン ロンドングラフィックデザイン展@PARCO FACTORY

木曜日の夜は、イラストレーターのすぎやましょうこさんのお誘いで渋谷パルコにある「PARCO FACTORY」6Fのロンドングラフィックデザイン展のオープニングへ。
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企画制作したRCKT/Rocket Company*の大山ゆかりさんによると、元々はロンドンのグラフィックデザインに関する本を作ることからスタートしたそうです。本のための取材を重ねていくうちに、UKデザインの歴史は音楽との密接な関わりがあることは明白で、1980年からの30年間を振り返る構成になったそうです。

販売されているのは、以下の2冊。本は会場以外でも一般書店でも販売されています。
●『THE SOUND GRAPHICS』(PARCO出版)
参加デザイナー22組による、「sound」をテーマにしたオリジナルグラフィックを集めた大判ヴィジュアルブック。
1260円


●『ハロー!UKグラフィックス―1980年以降のグラフィックデザイン
』(PIE International)
22組の代表的な作品とともに、スタジオ写真やインタヴューを一挙掲載。UKデザインシーンの30年を総括する一冊。
3,990円

私もビートルズ発、THE POLICEとWHAM!経由で洋楽にハマったクチ。

あくまで「本ありき」なので、本を買うことは必須ですぞ!デザインはCapだもん~
エディトリアル・デザインに関わる人は必見の展示です。

会場内は、Suppose Design Officeの谷尻誠氏による設計で、デザイナーごとにブースを設置。完全に囲まれたスペースのなかに入ると、会場限定で動画と、音のインスタレーションを感じることができます。
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8月28日から8月30日の最後の3日間は、TomatoのSimon Taylorによるスペシャルプログラムで、会場の音響構成がTomatoバージョンになります。

参加デザイナーは以下の通り(HPより抜粋)

●Åbäke
『Kitsunè』レーベルの全カバーアートワークを中心に、ワークショップやインスタレーション作品の発表など幅広く活躍中。
●Bravo Charlie Mike Hotel
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート主催の『RCA Secret』プロジェクトのアートディレクションなどを手掛ける。
●Bibliothèque
Dieter Rams展『Less and More』の企画・キュレーションや、Adidas、Barbicanのブランディングなど多方面に活躍。
●Big Active
Basement Jaxx、Beckなど、音楽プロジェクトのデザインを手掛けるほか、アーティストが所属するエージェンシーとしても活動。
●Eat Sleep Work/Play
Adidas、Pumaなどをクライアントに持つほか、Apple社 iPadの広告キャンペーンのアートディレクションも手掛ける。
●Intro
Oasis、Primal Screamなど、音楽プロジェクトのデザインを中心に、広告や企業アイデンティティなど幅広く活躍。
●It’ s Nice That
雑誌『It’ Nice That』の出版や、最新のクリエイティヴ事情を紹介する自身のウェブサイトがイギリス国内で話題になる
●Jonathan Barnbrook
六本木ヒルズなど数多くの企業アイデンティティや、Damien Hirst作品集のデザインなどを手掛ける。
●Julia
雑誌『Volt』のアートディレクションや、Puma、Nexusなどのクライアントワークで見せる秀逸なタイポグラフィーが高い評価を受ける。
●Melvin Galapon
独特の手法で作り上げるピクセルアート風のグラフィックで、『New York Times』、『Wallpaper』などに作品を提供している。
●Micha Weidmann Studio
PradaやComme des Garçonsのアートディレクターを務めるほか、08年よりTOKYO DESIGNERSWEEKのロゴデザインも手掛ける。
●Mind Design
Tom Dixonのブランドカタログなどのほか、Circus、Tess Managementなどショップのブランディングも数多く手掛ける。
●Neville Brody
雑誌『Arena Homme+』、のアートディレクションを手掛けるほか、2011年よりRCAのアートコミュニケーション・デザイン学部長を務める。
●Non-Format
Nike、Nokiaなどのブランディング、自らの作品集『Love Song』の出版など幅広く活躍中。06、08年にはTOKYO TDC賞を受賞。
●Owen Gildersleeve
ハンドクラフトベースのグラフィックワークが評価を受け、『The Guardian』、『iD Magazine』などの雑誌で作品を発表する。
●Studio Myerscough
Tate、Design Museum、Barbicanなどをクライアントに持ち、近年は主にスペースのデザインを手掛けている。
●Studio 8
雑誌『Elephant』などエディトリアルデザインを中心に、Sony、D&ADなどのブランディングも手掛ける。
●Tappin Gofton
ColdplayやThe Chemical Brothersなど、音楽プロジェクトを中心にファッションカタログや書籍など幅広く活動する。
●Tom Hingston Studio
Massive Attackなどのスリーブデザインから、Anton Corbijnの新作映画『The American』のタイトルデザインなど幅広く活躍。
●Tomato
Underworldの全アートワークや、Sony、Nikeなどのブランディングなど、多方面で活躍するクリエイティヴ集団。
●Wood McGrath
雑誌『Lula』のアートディレクションや、ファッションブランドのカタログデザインなどを手掛ける。
●YES
Warpレーベルの20周年記念アルバムデザインを手掛けるほか、写真家のJuergen Teller、Penguin Booksなどをクライアントに持つ。

■グラフィックと音で体感するUKデザインシーン
ロンドングラフィックデザイン展

会 場:PARCO FACTORY パルコファクトリー渋谷パルコ パート1 / 6F
期 間:2010年8月6日(金)-2010年8月30日(月)※会期中無休
10:00-21:00pm ※最終日は18:00にて終了
入場料:一般400円、学生300円(小学生以下無料)
http://www.parco-art.com/web/factory/ukok1008/



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