素敵女子のI島さんのおすすめで読んでみました!
ムック本、っていってもなかなかわかりづらいですが、この本の場合で言うと「毎号出ないけれど、雑誌みたいに作ってある本」っていう感じですかね。
業界的にいうと、雑誌コードがむにゃむにゃとか、コンビニの棚からの撤収が△△…とか(笑)、見た目は同じでもちょっと普通の雑誌とはルールが違うのです。
I島さんは先日のDUVETICAのパーティのブログも読んでくれていて
「暖かくて、一度着たら手放せない!」という噂ですが、なかなか飛び込めない値段ですよねー
ってメールをくれました。
うん、おいらも首がとれるかもってぐらい強く強くうなずくほどそう思います!
ファッション雑誌ってもちろん素敵な新しいものをたくさん紹介していくのが基本スタンスなわけで、特集でもいろんな言葉のマジック使ってあおるのは当然。だって、広告主さんはほぼファッション業界なわけで、「買わなくてもいいよ」なんて死んでもいえないですよ。
でも、作っている人たちも全身全部まるっと買えちゃうのは、ほんの一握りの人たちってわかってるわけです。
そう考えると特集のタイトルによくあるあの文字たちも、
一点豪華主義 = 全身ブランドは無理だけど、1つぐらいはやっぱり欲しいし、持っていたいよね!1つで頑張る方法を教えるよ~
着まわし=いくら流行っていっても全身シーズンごとに買いなおすのは無理。少しでも今年っぽく見せるテクニックを考えました!
ってことですよねっ
すみません、貧乏人の裏読みで。
そんな女子の魂を癒してくれる特集「私がずっと愛用している物教えます! 私の定番物語」だけでほぼ丸ごと1冊ですよ。
この年になるとね、新しいもので失敗するのって疲れるものね…選択の自由って多いからっていいわけじゃないと知る、大阪の端っこからでてきた都会生活10年超の女子のつぶやきです。
ずっと愛用することって、本当は素敵なことなのに、次々新しいものにしなくちゃいけないような気になってる・・・そんな自分を振り返りつつ、「あ、これも前からあるやつだ」なんて思いながら読みふけっておりました。
普通の雑誌では「最新」を追うけれども、ムックという定期刊行物ではないスタンスから一歩引いた記事作りは読みごたえがあって面白いですよ。同じ編集者としても勉強になりました。
無数にコメントを聞くのではなく、今旬の篠原涼子さんに始まり、女も惚れる美女・吉瀬美智子さんときて、シメにはあの大竹しのぶさん!
それぞれのパートのインタビュー量も多く、普通の雑誌のインタビュー記事が複数まとまった印象ですね。
個人的にはnon-no時代からファンの五明祐子さんが出てて嬉しかった~
同じ「祐子」で有名人って知らなかったから、初めて雑誌で名前を見たときはドキドキしたなぁ…
一度同じヨガのクラスに出たことがあって、勇気をもって「non-no見てました!」と言えばよかったといまでも悔やんでます…
書籍を出しているわけでもない五明さんで2ページってすごい!そして、同じランコムの日焼け止め使ってる~
そのほか、例えば「料理のスペシャリスト」というくくりでの大量コメントゾーンでも、青山有紀さんや栗原友さんなど、注目の料理研究家のこだわりアイテムが紹介されています。
これからは1点豪華主義、じゃなくって、1点こだわり主義で行きましょうか。
その1点が100円均一でも10万円でも、自分が好きなものならいいのでは? 実際に取材しているなかでも価格の高い安いではなく、その商品の魅力で売れる傾向がどんどん強くなっているなと感じています。
10月28日に発売になったばかりなので、ぜひお近くの本屋などで手にとってみてください~
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