40年ぶりに『着衣のマハ』がやってくる! 【プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影】展@国立西洋美術館 記者会見

某日、スペイン大使館を訪問。

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まだスペイン本土に訪れたことはなくても、大使館のなかは治外法権。一歩入ればここはスペイン。

ちゃんと事前申請を行い、伺った理由は記者会見。
スペイン美術の巨匠フランシスコ・デ・ゴヤの美術展開催決定についての発表が、スペイン大使館内のホールにて行われました。

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ゴヤは現在の標準からみても長命の82歳の生涯のなかで、1900点もの作品を残した多作の画家です。

彼の作品のコレクション数では随一の所蔵数を誇るスペイン国立プラド美術館から、美術の教科書にもよく掲載されている『着衣のマハ』(上記のポスター画像の絵画です)を含め、油彩25点、素描40点、版画6点、書簡1点の計72点が展示されるのが、この秋に開催される「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」展。

先の震災の影響は、美術界にも大きな衝撃を与えています。
この春以降に決まっていた海外作品の展示は軒並み中止。そりゃ1点億円単位とくれば、保険会社もだまっていません。
東北・関東圏までならまだしも、関西・北陸・中部地方の展示までも
これも、風評被害です。

しかし、スペイン政府とプラド美術館はしっかりと日本の状況を見極め、国宝中の国宝である「着衣のマハ」の貸し出しを実行してくれます。本当に大英断だと思います。

「着衣のマハ」が日本にやってきたのは、1971年のこと。…私もそこそこいい年だけど、生まれてません。40年前には「裸のマハ」もセットで展示されたそうですが、今回は「着衣のマハ」のみ。
それでも、心躍っちゃいますよ~
今回の展示では年代ではなく、14のセクションごとにテーマをつけ、ゴヤの作品が放つエッセンスを浮かび上がらせる構成となるそうです。今から楽しみですね!

さて、美術展といえば、オリジナルグッズも見所。
スペインといえば、大好きなカカオサンパカ!

CACAO SAMPAKA MINAMIAOYAMAオープンの様子はこちらで。

スペイン王室御用達のショコラテリア「CACAO SAMPAKA」では、「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」展開催を記念して、コラボレーション商品を製作。
会期中、会場内の特設ショップとカカオサンパカ各店で販売されます。

バッグ型ギフト「ボルソ」:黒はオレンジピール5本、ミルクチョコが入って1280円。

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バッグ型ギフト「ボルソ」:オレンジはマシュマロ2個、ダークチョコ、ミルクチョコが入って1050円。

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(左)マシュマロカカオナランハ 450円、(右)ラジョラス(板チョコ) 2種

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本展をイメージした赤と黒のパッケージに、ゴヤのサインをイメージしたロゴをプリント。

そのほか、秋葉原のものづくりの街 「2k540 AKI-OKA ARTISAN」とタイアップ。

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●Tokyo nobleの傘。『日傘』という作品に出てくる傘をイメージして制作されたハンドメイドもの。各色1万2600円。

●a:buchiadotのアクセサリー。商品名は『お前の指には苦労をかけるが』
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こちらもゴヤの素描『お前の指には苦労をかけるが』に着想を得て制作されたアイテム。
指にずっしりとくるあたり、確かに「苦労」をかけられますね…
シルバーが3万9900円、真鍮が2万3100円。これはまだサンプルで、販売時にはひづめの部分など、細部のテイストがさらに細かくなるなど、仕様に多少の変更がある予定。

●STUDIO UAMOUの「光UAMOU×影UAMOU」
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ベアブリックのように、世界的に人気らしいです。
お腹の文字がポイント。4500円。ミニサイズは2500円。

プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影
開館時間=9:30~17:30(毎週金曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日=月曜(1月2日と9日は開館)、12月28日(水)~1月1日(日)、1月10日(火)
※休館日、開館時間等は変更の可能性があります。

会場:国立西洋美術館[東京・上野公園]
公式HP:http://www.goya2011.com/



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