てすと

石巻にて汚泥かき出しのボランティアに行ってきました/AFJ Ishinomaki Volunteer June 25-26

先週末は、宮城県石巻に2泊3日(1日は行きの車中泊)でお掃除のボランティアに参加してきました。

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私が参加したのは、在日フランス人協会が主催するボランティアツアー。

よって、主に飛び交う会話はフランス語。
…私のさびつきまくったフランス語での参加はどうなのよ?と思ったのですが、誘ってくれたのがフランス人の夫を持つアメリカ出身の友人で、「まぁ、彼女がいれば英語で通じるしな」と決めた次第です。

メンバーはこんな感じ。

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フランス人と、その友達の日本人、ドイツ人、ハンガリー人、ロシア人、アメリカ人、韓国人、イギリス人などなど、40名程が集結。

なかには、3週間の日本滞在のうちの3日間をこのツアーに費やしてくれたフランス人女子もいました。

今回は過去の写真との比較でしかないのですが、日本人の大学の先生が生徒を連れてきていたこともあり、日本人多めの印象。

作業前に記念撮影をしたのですが、この撮影場所となった小学校のグラウンドの泥の除去を前回はしたようです。
後ろに見えるのは、被災された方たちのために集めた家具と家電を運んできたトラック。
在日フランス人協会に集められた義援金使って、レンタカーで運んできた家電です。

到着後にすぐに着替え、朝9時から清掃組と、家電を配布する組に分かれて行動。

今回は、宿泊拠点から徒歩20分ほどの住宅街での作業。

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小学校に設置されているボランティアセンターで申し込みをすると、その日の作業が決まります。

ボランティア団体によっては、デスクワーク人員での募集もあるので、自分の体力や能力に合わせて参加するのがおすすめ。ツアーを選ぶ時点でその辺を見極めたほうがいいでしょう。

どこで作業するかは、現地に長期滞在しているボランティアの方からの指示で動きます。
長期滞在ボランティアの方たちには本当に頭が下がります。このために震災後仕事を辞めて来た人にも会いました。
短期の我々は、人海戦術でががっと作業!

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私が入ったチームは、10人でMさんというお宅の床下の汚泥かき出しと清掃。

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資材のスポンジごと泥をかき出し、捨てていきます。
この泥がすごい悪臭を放っているのですが、このお宅は建物の位置や建て方の方向が津波の被害を大きくは受けなかったのか、1階の中は流されていたものの、きれいな外観を保っていました。経過していたとしても築5年ぐらいにしか見えない、とても素敵なお宅です。気持ちよく住めるようにするために、皆で力を合わせて作業。

清掃の現場にお父さん・お母さん・子供3人・おばあちゃんもいらしたので、2階に住んでいるのかもしれません。
この地域では電気と水道は復活しています。ただ、この臭いの中、一時期は避難所に暮らしていたとしても、毎日過ごすことは大変苦痛だと思います。

そして、ハエがすごい!!!

みんなで休憩を取る間も、ハエに襲われていました。

ハエ、大きいんですよ。栄養がたっぷりだからでしょうか…

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作業に集中するうち、気がつけば頭のてっぺんから足の先まで泥まみれ。

徒歩で拠点に戻ったのち、自衛隊のお風呂をいただきました。拠点にもお風呂がグラウンドに設置されているのですが、この日は使用できない日だったので、また徒歩20分ほど歩きます。私は自転車を借りられたのでラッキー!

女性自衛官の方は1-2週間交代でいるそうで、私が会った方は千葉出身。

2日目は、1日目のお宅のあるエリアの溝に溜まった汚泥の除去。
別のボランティアチームの方たちと一緒に、みんなで小雨の中作業を行いました。

溝、っていいますが、溝の穴が道と同じ高さまで埋まっているので、役割を果たしていません。
初日からやっているメンバーもいるのですが、丸2日やっても一区画を1周ちょっとした程度しか進みませんでした。
3ヶ月も経過しているからか、汚泥も底の方が固くなっています。

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この白い袋、全てかき出した泥なんです。

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今回の参加メンバーのなかには、前のツアーにも参加していて、これが2回目、3回目という人に何人も出会いました。
この週末にまた参加する人もいます。やはり、一度行くと「あのままじゃいけない」と思い、再び足を運びたくなるのです。

私もその一人。残念ながら今週末は参加できないけれど、また機会を見つけて絶対に行きますよ!

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レギュラーメンバーのNoemiも、今回の作業についてブログにアップしています(英語です)。

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私の写真も載ってます。

このチームに参加するならば、フランス語か英語が話せたほうがいいですね。集合時間の話とかは、フランス語、ときどき英語なので、通訳してくれる人が一緒にいないと厳しいと思います。
また、宿は寝袋で男女一緒に雑魚寝なので、そういうのがダメな方は男女分けている団体(日本の団体だとその辺気をつかってくれるみたいですね)に参加したほうがいいでしょう。

そして、人生で初めてハエの音がうるさくて目が覚めました…
寝袋の上から襲われるんですよ! 朝4時半にがまんできず、皆が眠るなか、殺虫スプレー片手にガンマンのように撃ち続けましたよ。50匹ぐらい撃ち落した気がします…

そのほか長期・短期などさまざまありますが、私の周囲でよく耳にするのがこちらの団体。
JEN http://www.jen-npo.org/
ピースボート http://www.peaceboat.org/index_j.shtml

今回私が参加したものは交通費などの経費・寝袋・食料などの準備が必要でしたが、ピースボートでは交通費は1000円の負担だけでいいので、学生さんにも向いていると思います。
この2つの団体は在日フランス人協会の担当者からもスケジュールが合わない人におすすめしているので、海外からの参加者も多いみたい。

そのほか、各地域や大学、旅行会社主催によるボランティアツアーもあります。

例;
日本民間国際協力会(NICCO) 学生ボランティア募集
1週間滞在型。京都発・東京発で、1日東京で研修を受けたのち、陸前高田市、気仙沼市で活動。
JR一関駅から徒歩5分のアパートに滞在、寝袋持参の上、男女別の雑魚寝。宿所でのネット接続は可能
被災地までの移動のバス、現地で移動のバス、宿代、食材代、災害ボランティア保険料は、全てNICCOが準備、負担

友人の看護師資格を持つ女性が参加したシェア/SHAREという、保健医療を中心として国際協力活動を行っている民間団体(NGO)( http://share.or.jp/)のようなものに参加するのもいいと思います。

ちなみに、シェアに参加した友人は看護師資格はあるものの、現地では保健医療の連絡を入れる電話作業をしていたそうです。とはいえ、医療の知識がある人が電話したほうがニーズはひろいあげやすいですよね。
このシェアでは、気仙沼市に近い千厩駅周辺に布団付きで宿舎を借り上げていて、そこに宿泊していたそうです。

被災地は復興へと立ち上がりつつありますが、まだまだ「0」レベルの状況へさえも遠いです。多くのものを失ったうえに、そこには瓦礫と汚泥が立ちふさがっています。

重機での除去も徐々に進んではいますが、今回の床下や溝など、やはり人の手でないとできないことが多々あります。
まだボランティア経験のない方も、足を運んでください。

参加することができない方は、ぜひさまざまな形での後方支援を!



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