てすと

ニコニコ動画のネットコラボ型ライブハウス「ニコファーレ」

すべての人がそうだとはもちろん思っていませんが、残念ながら外国人の投資家やビジネスコンサルタント、ジャーナリストから言われるのが

「日本のサービスは世界に向けて作るべきだ」

という言葉。

まぁ、彼らが言いたいことも正論といえば正論。

日本国内向けにだけ作っていたら市場規模は日本を超えないけれど、最初から世界を考えていたら、儲けるフィールドは広がるわけです。お金をたくさん集めることを成功と見るならば、誰だってわかる単純な話ですよね。

そしてその悪例として槍玉にあげられるのが、ケータイ以外ならば、日本発の動画サイト「ニコニコ動画」です。

インターフェースが日本語だけとか、日本語の登録が必要で意味がわからず使えないとか、まぁ出るわ出るわ…

個人主義とか言うわりに、ネットサービスは世界標準でなきゃいけないって何なの?
ビジネスモデルとしてなんとか黒字化してるんだから、まぁいいではないか!
日本は鎖国して元禄文化あたりの浮世絵とかの皆さんが大好きなエキゾチック・ジャパーンを育てたんだからさ!

そんなことを言い返せるのは、日本語がばっちり話せる相手だけなんですけどね…

ネット界の日本発の動画サイト、ニコニコ動画は、さらに独自路線をひた走り、今度はリアルのライブハウス運営に乗り出します。

その名は「nicofarre(ニコファーレ)」。

ある年齢以上の人ならば、ヴェルファーレというクラブが六本木にあったことをご存知でしょう。私はクラブ営業時に行ったことはないのですが、何かの発表会の会場として訪れたことがある程度。そういえば、いまはなき、四季の旅社が忘年会か新年会に貸し切ってましたね。バブル崩壊してるのにお金持ち~!と思ったら、つぶれちゃってびっくりよ。ニコファーレは旧ベルファーレの跡地に建てられたビルの地下にオープンするのです。

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(そんなわけでか、ニコファーレ名誉支配人には元ヴェルファーレエンタテイメント社長の緒方仁子さんが就任)

もちろん、ライブハウスでの模様は、すべてニコニコ動画上にてライブ放送されます。

会場の規模はぐぐっと小さくなって、ホール面積199㎡。スタンディングで最大380人の収容人数のライブハウス。その収容人数よりもポイントなのは、会場に入るチケットだけでなく、ニコニコ動画上で見るチケットも販売されるところ。それも、チケットぴあを通じてコンビニ発券できるという凝りっぷり。

会場は360度をLEDモニターを配置し、それぞれに違う映像を表示できるシステムを導入。

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これでも全出力のうち20%とか30%とかって話ですから、フルに発揮したらどんなことになるのやら…

そして、ニコニコ動画のユーザーのコメントをその動画の上に流したり、サイト上でだけ見られる演出など、ネットならではの楽しみ方も。

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ステージ上から見た様子。

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杮落とし公演には東方神起、AKBというドームも埋められるメンツに、ニコニコ動画上での歌い手(一般ユーザーで歌っている動画をアップしている人のこと)をぶつけるというところも「らしさ」なのかもしれません。

こちらの公演は無料配信されるので、視聴が殺到すること間違いなし。
リアル会場での観覧は、プレミアム会員だけが応募可能。100組200名が無料招待されます。

さて、また新たな日本独自のサービスが誕生したわけですが、これはどう見られるのでしょうか?
会場で一部コンテンツ例を見せていただきましたが、リアルタイムにカメハメ波が打てたり、ライトセイバーで戦えるなんていうCG合成ができるのはすごい! この「リアルの場」を一般ユーザーがどのように育てていくのか、楽しみですね。

詳しくはニコファーレ公式サイトをチェックしてみてください。



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