それぞれ思うところはあるのですが、NewsPicsのコメント欄やTwitterでつぶやくところまででした。
しかし、これについては、いい機会だと思うのでアップしたいと思います。
クックパッドの「株主提案権の行使」についてのニュースです。
要約すると、創業者の人が、クックパッドが「クックパッド」という名前に社名を変えて、成長してきた事業に重きをおかず、ウェディング事業を買収してみたり、ほかの事業など多角化になっていることに対し、現・取締役を解任し、自分が推薦する取締役を就任させることで混乱を修正したい、と株主が発動できる「株主提案権の行使」を行ったということ。
もっと簡単にいうと、クックパッドを作ったひとりで、元社長が「クックパッドなのに、クックパッドじゃないことにお金かけて、本当に成長するところが伸びてない。会社を危うくしてるんじゃねーよ。会社仕切ってる面子を変えてくださいよ」(かなり意訳)と畳みかけたわけですね。
で、私がこの件で思い浮かんだのが、昨年5月に公表させていただいた「ほかの事業」の1つからぶつけられた言葉についてでした。
その経緯については週刊アスキー上にて「バイラル・キュレーションメディアの勝手な無断転載はどうして止まらないのか?」(2015年05月01日)という記事にてまとめています。
きっかけは記事に書いたとおりですが、この記事作成にはさまざまな方のご尽力がありました。
まず、デジタルを介するさまざまな社会問題について取材しているジャーナリストの三上洋さん。
どんなにお願いしても無断転用が止まらず、「らちがあかなくなったー!」とFB上でつぶやいたのに対し、「(自分たちのできる武器の)ペンで戦うべきだ」と言ってくれて、記事化への道筋を作っていただきました。
クックパッド社の「Holiday」担当者からなかなかヘビーな回答がきたうえ、想定外の二次被害も発生して、軽く鬱のような状態で何も手につかなくなったこともあります。
そんな状態でも私を追い込まず、「原稿やめてもいいですよ」と言って待ってくれた週刊アスキー編集部のWさん。
揺れに揺れて本当に私が記事で明かそうとしていることは正しいのか?と迷った問いかけに答えてくれた、品川経済編集部の宮脇淳さん。
宮脇さんの見解についてはこの記事をぜひご一読を。
▼<BUZZNEWS閉鎖> 悪質“パクリメディア”の増長に歯止めを ノオト代表・宮脇
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150206-00000009-wordleaf-sci
そんな私にとって10社もの企業に対し、相手にとって不都合なことを訴えるのはとてもストレスを感じることでした。
記事も、週刊アスキー編集部の担当Wさんをはじめ、みなさんが「結果として私がさらに傷つかないこと」を配慮していただき、このような形式になっています。
本当に知ってほしいのが、たかが画像、ではないということです。
ひどいもの(※ クックパッド社のものではないです)では、私が友人と食事した写真まで、メンバー6人の写真ごとまとめに使われていました。
最近は事件が起きると、犯人はもちろん、被害者の写真もブログやFacebookなどから使われています。それは、ネット上にあるもので、どこに載っているのかを書けば問題ないということでしょう。
ブログを書く、ネットに写真を載せる、ということは、それだけのリスクを負っていることは理解しています。だからといって、何でもやっていいわけではないのです。
実際のやりとりから実際に記事にするまで、記事にしたことで、たくさんの応援メッセージをいただきました。自分のエゴサーチをして、ネット上のコメントで「よくやった!」「これぞ取材だ!」と言っていただけたことは、いまでも心が折れそうになる度に読んでいます。
個別の応援メッセージもたくさんいただきました。遠くアメリカに住む先輩からも「がんばったねー」と言われ、ボロ泣きしたゴールデンウィークでした。
その訴えに対して、クックパッド社の担当者からきた内容には、内容もですが、会社としてこの対応はOKなの?と危惧しました。
もし実際に「さまざまな対応」が取られた場合どうなるのか?と、不安になって、そのメールを受けた日に某新聞社勤務の先輩と某広告代理店勤務の著作権現場で働く女史が飲んでいるところに乗り込んで、半泣きで話を聞いてもらうほど・・・。
(いま書いてても、泣けてきた・・・)
でも、記事にすることはやめませんでした。勝ち負けではないですが、無断転用された事実と、ここで私が受け入れると、今後も「無断転用」は続くわけです。せめて、無断転用を認めてもらいたい。裁判になってもいい、とも腹をくくりました。
みなさん、安心してください(?)。
担当さんからも心配されたのですが、その後、クックパッド社のその担当者からの「対応」はありません。
「弁護士紹介するから!」といってくれた某ネット企業の代表の方や、「いざとなったら●●氏発動するよ~」と炎上対抗のバックアップまで与えられましたが、そのカードを切ることなく現在に至っています。
今回の株主動議の対象も、この事業も含まれていると思います。ここの運営がクックパッドだと知って「え、なぜこれに??」と疑問だらけでしたもの。
残念ながら、この記事化ののち、
・カウモ http://kaumo.jp/
・ギャザリー(gathery) http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/
・4yuuu! http://4yuuu.com/
・RETRIP
上記のサイトでの無断転用が発覚しました。
私の検索方法などの問題もあり、記事に入れられなかっただけのものもあるため、こちらにて「公平に」表明させていただきます。
画像ではないのですが、Locariのこのコメントはバッグの販売に誘導されているので削除依頼をしましたが、いまだに削除されていません。
(つかさ、2013年のつぶやきを2015年の流行のまとめに使うって無理やりすぎじゃね? それも1人じゃなく、相手が日経の方ですよ・・・巻き込むのやめてください)
というわけで、2016年も身近なアイデアから幸せニュースを基本に、皆さんのお役に立つ情報を記事にできるように頑張っています。