てすと

真の「芯」がある人かどうかが試されるとき

残念ながら嘘をついたり、ずるをする人はいる。

ことの大小はあれど、「人生で一度もやったことはないです」と言い切れる人はいないのではないでしょうか。

今年に入って、

不倫をしていたけれど、それを公では認めず騒がせたことへの謝罪をして、でも実は本当で、裏で舌を出していたことが晒されてしまった人や

プロフィールで書いていた学歴が正しいものではなくて、仕事の場を辞することになった人など

非難をうけ、仕事の場を失っています。

顔を出して仕事をしていた人は、嘘をついていたことが明らかになった場合、その人の言葉を信じることができなることは必然で、顔を出してする仕事はまず難しくなるのは仕方がないことだと思います。

でも、その罪は終身刑の判決を受けるものではない以上、何かをして生きていかなくてはいけないわけで。

昨今の話から思い出したのが、大きな復活を遂げたある女性のことでした。

もうすぐ公開になる、ある映画の原作者の漫画家の女性は、有名なバスケットボール漫画をトレースして描いていたことが発覚し、連載は終了、過去の著作は絶版、ネット上での批判にも晒されました。

いわゆる「パクリ」ですね。

去年話題になった画像の無断使用のように、名作漫画のシーンをなぞって、自分のオリジナル作品として発表したわけです。

しかし、そこから時を経て、オリジナルの作品で好評を得て漫画連載も単行本も好調、アニメ化・映画化されるまでに至っています。

ここで思うのは、人から非難される行動をとったあと、自分の足元を見つめられるか?そしてその行動を見守り・支えてくれる人がいるか?ということです。

これは推測ですが、彼女の画力や絵の力、読者を引き付けるものを編集者や出版社が彼女を見捨てず、かつ的確なアドバイスを与えて支えたのでしょう。

絵がトレースで描かれていたことを見抜けなかったのは、編集者がその現場を見ていれば止められたはずです。常態化していた彼女の絵を描く際の「常識」をプロが正すことはできたはずです。

罪というのはいろんな種類があります。他者を傷つけたり、正しくない行動でお金を得ていたことは許されることではありません。

その人が再び世に何かをするならば、自分の真の才を持って行動するしかないのではないでしょうか。

この漫画家の女性の場合、嘘の画力を取り払ったあとに残った「芯」の部分を出版社や編集者たちがもう一度育て直した。

バスケットボールが描けなかったからトレースした人が何かを描くと、それのネタを疑われる。

ならば、誰も描いていない競技ならばいいのでは?

文系だけれども、「競技」とつくスポーツのような部活を描く青春もの。

すごくいいアイデアだと、連載を知ったときに思ったのを覚えています。

今回いろいろあった人たちも、芯があるならば、また何らかの形で頑張れるはず。芯がないならば、きっと間違った手段で有名になったこと自体が一睡の夢だったのでしょう。



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