2017年の始まりは京都・下鴨神社への初詣/Donation for cypress bark roof at Shimogamo shrine

皆さんもさまざまなルーティンワークがあると思いますが、私は京都の下鴨神社への初詣が年の始まりの習慣になっています。

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このルーティンワークは一体いつからだったのかなーと振り返ってみました。

子供の頃は遠征するといっても祖父母のお墓がある先の伏見稲荷ぐらいのもので、だいたい近隣の石清水八幡宮か地元の神社。

おそらく、私が20代半ばで母が他界した前からでしょうか、実家に帰省するには京都駅からのほうが便利で早いということもあり、大阪市内よりも京都市内で過ごす時間が増えました。神頼み、という気持ちがあって、京都のなかでも格式の高い神社に通うようになったのだと思います。

ちなみに、学生のときは、そこからそう遠くない場所でアルバイトしていたのに、一度も行ったことはありませんでした。

 

いま、京都は世界的にも注目を集める人気都市です。

一方で、その文化を守るための人材やお金は、実はとても不足しています。京都の下鴨さんでもなんです。

その1つが、この下鴨神社の式年遷宮問題。式年遷宮という神様のお引越し行事では建物の建て替えなどが必要なのですが、そのためのお金が足りていないのです。この修繕などに携われる人材の不足、技術の継承問題など様々あるのでしょうが、平安当時としても莫大なお金をかけて作られた様式を守り続けるのは大変なこと。

その伝統を守るためなのですが、悲しいことに、その解決のために、敷地内の「糺の森」の一角を売却し、巨大なマンションが建築中です。

もちろん反対意見はたくさんあったのですが、やはり先立つものがないと守れないのも確か。

大阪弁でいうならばの「必死のパッチ」の気持ちが、ここ数年ぐっと下鴨神社グッズが増えていたり、お守りやお札の種類が倍近くになっているあたりからも明らかなのですが・・・

(ちなみに今年は、相生社横では「好きな人にまつわるものを入れておくと縁がつながる」的なことがあるミニケースみたいなお守りが販売していました。・・・ちょっと呪いっぽくて怖い☆)

通常は向かって右の社務所にある檜皮の寄付コーナーも、おみくじの特設テント横に設置。

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かといって、声高なアピールはないんですけどね。

 

こんな感じで寄付された檜皮を重ねて、屋根を作っていくそうです。

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下鴨神社といえば、源氏物語にも登場する歴史ある神社。個人的にはここにくると憑き物が落ちるというか、すっきりとした気分になれるので年に1、2回訪れています。

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紙に書き込む式なので、「奉納金」として扱われるため、選んだ檜皮が使われるってわけではないようです。

できれば檜皮に使ってほしいなぁ。自分が奉納した檜皮がある神社にお参りするなんて、京都に自分が建てた建物があるみたいですごく誇らしい気持ちになると思いませんか?

1000円からできる奉納なので、檜皮の寄付おすすめです。

 

下鴨神社

http://www.shimogamo-jinja.or.jp/



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