今旬の才能がキャンバスに迸る 小松美羽展「神獣~エリア21」/Miwa Komatsu solo exhibition and live painting at Kioicho “God’s guardian animal -Area 21-“

平日に展示会や取材ラッシュが続くということは、実際の執筆には週末が費やされるわけで(涙)。

とはいえ、まるっと引きこもりでは魂もかすっかすになってしまうので、ちょっくらエナジーチャージのため赤坂・紀尾井町へ。

6月3日から11日まで開催中の「小松美羽展 神獣~エリア21~」を拝見をば。

小松美羽さんといえば、2015年11月放送の「情熱大陸」やSONY XperiaのCMなどでも注目されているアーティスト。ぶっちゃけ美人なんですが、もちろんそれだけでは食ってはいける甘い時代ではなく。

その作品は海外からも注目されている、日本の美術界のこれからのキーパーソンの1人。そんな人を大きな人たちがほおっておくわけもなく、昨年の東京ガーデンテラス紀尾井町のカンファレンスオープン時のライブペインティングに続き、今回はなんと個展を無料にて開催。

無料の理由のひとつは、実際に販売している作品含まれていることもあるんですが、それがねぇ、もう激売れ! 会場内の販売作品はざっと見た限りですが、2日目に訪れた私が見た頃には残り3作品。大きいモノほど売れているというのは、それを所有できる大きなスペースを持つ人や、投資としての価値を見出されているわけで。

有田焼の狛犬。旧作は大英博物館に収蔵されたそうです。

かの日の山犬様(売約済み)

「神獣」というのは、彼女のライフワークテーマのひとつ。学生の頃の銅版画から現在は作風が変化し、アクリル画の点数が多くなっていますが、入口近くには銅版画の作品も展示されています。

あ、ちなみに会場内は撮影OKです。
ちらりと手書きの神獣が。この下にはスタンプもあったりと、ちょっと観光地感。
来場者による落書きボードとか。台湾から来たファンの書き込みもありました。

ご本人の美貌もあって男性ファンが多めな印象ですが、若い女性もたくさん。経済状況が少し良くなってきて、美術館の入場待ちとかなんとなく生活必需以外の文化への行動投資が増えているのを感じます。

小松美羽さんはその新たな牽引力となっていくのかも?

 

次はライブペインティングのレポートをば。



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