今旬の才能がキャンバスに迸る 小松美羽展「神獣~エリア21」/Miwa Komatsu solo exhibition and live painting at Kioicho “God’s guardian animal -Area 21-“

ライブペインティングは「エリア21」としてすでに描かれた20枚の連作の続きの21枚目を描くもの。

なんやら前置きが書いてあるが、素朴な疑問。初日にも描いたってことは、21は2枚あるってこと?

20枚のうちの1つ。アクリルで描かれているうえに、いろいろ振りかけてあったりして生地感あり。

 

初日の3日はなんと早々に売り切れたというライブペインティングのチケット。2日目はそこまでの争奪戦にならなかったようで、私も手に入れることができました。

小松美和さんご本人の登場です。
ぺこり。
しばしキャンバスと対峙・・・1分以上はこの状態でした。
下絵?らしき線を引き、帯の部分にアクリル絵の具のチューブを数本突っ込んでぐいぐい描いていく小松さん。
なんかバランスを間違ったのか、完全にはみ出しています。でも気にせずに描く。

筆を使ったり、手で描くところもあったり。

そういえば観客で彼女の足だけアップで撮ってた人がいた・・・いやあ、それどうよ。

元々銅版画で描いていたところから、近年はアクリル画や陶芸など作風が広がっているとは知っていたのですが描き方が、チューブから直接ぶつけたり、手のひらを使っていたとは(とはいえ、アクリル画の現物を見たのは初めてで、やはり写真には細部を知るには限界があります)。

日本のアートはどうしても売れることを考えると小さいキャンバスになりがちなところを、ここまで大きい作品を作れる環境を早く手にしているのはすごく稀なこと。今後の変化にも期待です。

 

会場外には、先日GINZA SIXでも販売されたOKANOとのコラボのストールの新作も販売。

以前に販売された「美しい羽01」の復刻制作で、注文後お届けは2017年秋になるそうです。

前回の大作は100万円超え(それでも完売)でしたがあ、こちらはぐっとお手頃。とはいえ28万円なり。

 

http://miwakomatsu-ten.strikingly.com/



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