向田邦子 没後40年特別イベント 「いま、風が吹いている」

 

私も金曜日の仕事の後に立ち寄る予定が、すっかり忘れていたところ、女優の石田ゆり子さんが訪れたことをインスタグラムのストーリーにアップされていて思い出し、最終日にあわてていってきました。

石田ゆり子効果、すごいですね。大盛況でしたよ。

 

本来ならばリリースをいただいていたので取材して記事にしようと思っていたのですが、コロナ禍での緊急事態宣言で状況が変わり、断念。

会場では、向田邦子の愛用品、生原稿、 写真など約300点を展示。懐かしい電話の受話器を上げると、流れてくる向田邦子さんの肉声の録音案内メッセージ。そして、その横には愛用の椅子。椅子だけでなく、万年筆など人に頼み込んで譲っていただくのが得意だったという面白い一面もあったようです。

そして、ファッション好きにはたまらないのが、直木賞の記者会見など折々で着ていた向田さんの勝負服。ドットなど細かい柄のものがお好みだったようです。複数揃えていたエルメスのニットなんてものも。

 

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大きな吹き抜けの空間に設置されたのが「風の塔」。スタッフの方がぐるぐるとハンドルを回すと、向田作品から選りすぐったときめきの言葉が、風に乗ってふわりと観客のもとへ舞い降りるというもの。小泉今日子さんの朗読も流れています。

ロール状になった紙はいただけたので、私も1つ、部屋に飾ってみようかなと。私っぽい「勇猛果敢」って言葉が入った一文です。

 

グッズも、オリジナルトートバッグとしおりを販売していました。

 

 

以下、リリースです。

 

 

女性の社会進出はまだこれからという時代に編集者として活動を始め、やがて作家となり約1,000本のテレビドラマの脚本を手がけ、ヒットドラマの旗手となった向田邦子。さらにエッセイを書き、数作の短編小説で直木賞を受賞。残された多くの言葉や物語は、時を経ても色褪せることなく人々の心に響き続け、また“自分らしく気持ちよく暮らしたい”という彼女の生活スタイルは、世代を超えて共感され、憧れの対象であり続けています。
台湾の飛行機事故での突然の死から40年となる2021年、末妹・向田和子監修のもと東京・青山にある複合文化施設、SPIRAL(スパイラル)で特別イベントを開催します。向田邦子が最後の11年を過ごし愛した街、青山を開催地に選びました。展示会、新たに製作するドキュメンタリーの上映や、舞台やコンサートなど盛りだくさんの内容です。ぜひご注目ください。

 

向田邦子 没後40年特別イベント「いま、風が吹いている」

2021年1月14日(木)〜 1月24日(日)

会期 : 2021年1月14日(木)- 1月24日(日)
会場 : スパイラル
住所 : 東京都港区南青山5-6-23
住所 : 没後40年向田邦子カケル会

特設インスタグラム @mukodakuniko_kakeru

会場構成・アートディレクション:KIGI(キギ)

 

 



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