2009年03月17日 22:31
【3月17日 MODE PRESS】カジュアル衣料品チェーン「ユニクロ(UNIQLO)」を展開するファーストリテイリング(Fast Retailing)は17日、ファッションデザイナーのジル・サンダー……
≫続きを読む |
先日ロンドンに行ってまず見に行ったのが、オックスフォードサーカスというエリアでした。
日本で言うと銀座に近いような、リバティという老舗デパートや少し下ればブランドショップが並んでいます。縦に伸びるリージェントストリートには高級ブランド店が並んでいるのに、横のオックスフォードストリートにはH&MにTOPSHOP、ZARAにMANGOと世界的に展開するカジュアルブランドが軒を連ねています。
そのエリアに、オックスフォードサーカスの交差点を挟んで、ユニクロは3店舗を出店しているのです。客の入りは正直TOPSHOPやH&Mに負けていたけれども、ヨーロッパでの確固たる地位をかためるべく、ビジネス都市ロンドンの中心部に重点を置いているようです。
H&MやZARAも同様に複数店舗を出店しているオックスフォード通りですが、オックスフォードサーカスから500mほど離れたところにPRIMARKという激安ショップが登場したことで、勢力地図はまた動きつつあります。
さて、ユニクロのコンサルタントとしてジル・サンダーと契約したというニュースは、日本よりもヨーロッパのほうが衝撃度が大きいのではないでしょうか。
まだどこか外様的存在だったユニクロが、ヨーロッパで確固たる地位を築けるのか。
ジル・サンダーは自分のブランドを追われ、ファッション業界から身をひいていたわけですが、ユニクロで別ラインの商品に関わるようです。
・・・って、おそらく少し高めの大人向けの商品になると思うのですが、すでにGAPグループだとバナナリパブリックが、H&MグループだとCOSがある。
ともあれ、実際に発売されたらたぶん買ってしまうことでしょう。ええ、何と言っても好奇心が服着て歩いているといっても過言ではないワタクシですから。
ジル・サンダー、身長が低いと確実に似合わないデザインだったので、これまでは着ようと思ったこともなかったけど・・・
これは、オックスフォードサーカスのユニクロその1。左隣にはTOPSHOPの旗艦店、お向かいにはデパートのMARKS&SPENCERがある一等地。
ついでに、オックスフォードサーカスの交差点から少し下ったところにあるCOS。
レディースも大人のシックなスモーキーカラーの展開で、同じデザインに3~4色程度で作るというH&Mと同じ手法を採用しています。
私はメンズをかなりおすすめしたいですね。ZARAほどモード感はないけれど、GAPほどカジュアルじゃない大人の男性ファッションってなかなか難しいので、ここならばトータルで安く手に入ります。質感も悪くないので、あとはクオリティですかね。私はワンピースを買ってみたのですが、ラインがきれいだったのでOKとしたけれども、裏地がなくって55ポンドはちょっと高いな・・・(当時のレートで7800円前後)。
http://www.cosstores.com/
【過去の関連トピックス】
●H&M、ZARA、TOPSHOP・・・・同じ服が世界を回る(2008.10.09)
●【日経トレンディネット】ユニクロ新美脚ジーンズ取材記事(2008.03.14)