とってもコンパクトで「女子がカバンに入れっぱなしにしていてもOK、いざ!ってときの頼れる手帳のような本」というコンセプトで、お世話になった人への贈りものから、みんなで集まるパーティへの手土産など、さまざまなシーンで使えるスイーツを紹介しています。
さて、コンパクトなこの本、実はオタクな私なりの機能がぎゅっとつまっております。
まず1つめは、インデックス。
いわゆる、目次のほかに、後ろに3つもついちゃってます。
ひとつは、種類別。
まー、これはよくあるもの。チョコレートやプリン、ロールケーキなど、そのケーキの種別で並んでいます。ページの都合上、「焼き菓子」なんて風にがっつりまとまっちゃっているものもありますが。
ふたつめは、地域別。
そのスイーツを国内で買える場合、その本店がある場所をキーに並べています。支店がある場合は一部付記しています。
そして、みっつめが
これが一番こだわったインデックスです。
いま、書籍でもたくさんのスイーツ本があって、雑誌も毎日たくさん並び、ネット上にもブログでいろんなスイーツの情報が日々増えています。
本という、どうしても発売後どんどん古くなってしまうものをまとめたもので、変わらないものって何だろう?
お店の住所は、お店が引っ越したら、変わってしまいます。
そもそも、ケーキ自体、ずっとつくられるとは限りません。
そこで思いつきました。
そのスイーツができた年だけは永遠ではないか? と。
お店がなくなってスイーツが二度と食べられないものになったとしても、そのスイーツが生まれた年は変わりません。
各店舗の皆さんにお願いして教えていただいたのですが、ほとんどの方が「そんなこと聞かれたのは初めて」とおっしゃっていました。
つまり、これはネット上にない情報になります。
ネットで探せばなんでもある、なんて嘘。ネットに出す前に、誰かが聞かないと、ネット上にはないのです。
この年代別インデックスにはいくつかの使い方があります。
1)その歴史を知る
お店は老舗なのに、実は新しい商品だった
お店のオープンと同時にできたスイーツだった
お店の人もできた年がわからない・・・
そんなことを一行から推測してみてください。
2)年代に合わせて贈りものをしてみる
贈る相手にちょっとストーリーをつけてみませんか?
その人の生まれた年、二人の思い出の年・・・
そこから逆引きして、スイーツを選んでみるのもオツではないかな?
年度に合わせてセレクトしていないのですべての年度が埋まっているわけではありませんが、そんな風に使ってもらえればうれしいです。