105歳の大往生の本当の意味を知る

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明治44年生まれで、大正・昭和・平成と4つの時代を生き抜いてきた祖母が、105歳にて他界しました。

ほかの人に比較すると長生きでしたが、何度か入院をしていたので、本人が長生きしようと心掛けた結果迎えた日でした。

105歳まで生きたことはその地域での過去の記録を超えるものだったそうで、負けず嫌いな祖母が自らの心がけの結果手に入れた新たな勲章です。

ただ、彼女自身が見ていたのは長く生きていることではなく、その一瞬一瞬をどう生きるのかでした。

祖母は、夫である祖父が54歳で他界した数年後には京都の東本願寺へ赴き、自分が死んだときのために戒名を受け、仏壇の引き出しにしまっていたそうです。

祖父が他界したとき、末娘の私の母はまだ中学1年生でした。まだまだ親の庇護が必要な母やほかの子供たちを育てていかなくてはならない祖母がどんな思いで戒名を受けたのか。。。

いつ死んでも子供たちが困らないように準備をしながら、そこからさらに強く生きていくことを誓っていたのかもしれません。

そこから50年以上ひとつひとつ積み重ねてきた結果が105年。きっとそれが60年でも70年でも悔いがない生き方でした。

お疲れ様でした。そして、ありがとう。

間違いなくその力強さがなければ私の母は大人になれず、私は生まれていないでしょう。

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写真は、80代だった祖母が写真を撮るときに「真ん中は死ぬから嫌だ」と言った千里浜にて。

7人姉弟の6番目の伯母とその息子で私と一番年が近い孫15番目のヒロちゃん、孫の最年少17番目の私の妹です。

千里浜は日本で唯一車でドライブできる砂浜です。

でも、悲しいことに年々海岸がやせてきてしまって、幅が狭くなってきています。その保存の一助になればと昨年羽咋市に自然環境保全指定でふるさと納税をしました。

ふるさと納税をすると「はくい 美しいふるさと応援団」の会員証が送られてきます。しまった、今回持っていくの忘れちゃった・・・

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久々に会った10歳以上離れている従姉の和美ちゃんが実はこのブログを読んでくれていて、おばあちゃんの動画も見ていたそうです。文章も整えていないし、本当に忘備録なブログですが続けてきてよかった。



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