この度の平成30年7月豪雨災害は、いまなお被害の全容は見えず、まだ砂防ダム決壊による浸水被害も続いているなど未曽有の状況となっています。
それにあたり、私たちは何ができるのか? 募金や寄付については、大きな団体を経て行うほか、細かいニーズに対して応えていくなど継続的な支援が今後必要になってくると思います。
いま、私たちが東京にいて何ができるのだろう?そう思ったときに、瀬戸内国際芸術祭や大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレなどでもアートな料理を披露している料理人のソウダルアくんが声をあげてくれました。
以下、ルアくんからのメッセージです。
今回の大雨で被害に合われた農家の方々へ
各地で野菜や果物を廃棄されている映像を見させていただきました
日本の基準では流通させられないと思うのですが、食べられそうなものもあると思いますので それらを購入させていただきたいと思っております
言い値でよいです 郵送は着払いでよいです
みなさまの判断でこれなら まだ、食べられるのになと思ったものを送ってください
できれば、どのような状況で廃棄に至ったかを教えていただけるとありがたいです
料理をするときの参考にしたいので交通として難しいところも もちろん、あると思います
そんなことをしてる場合じゃないという方もおられるでしょうが 僕にはこれくらいしか思いつかなかったのです農家さんとつながりがある方、シェアして繋げてくれると嬉しいです
東京のみなさん、ちゃんと美味しくするから一緒に食べようね
※コメントかメッセージでどんなものをどれくらいかを教えていただければ、送り先 お支払いについてなどを送らせていただきます
ルアくんへのコンタクトは、こちらのFacebookのメッセージよりお願いします。ご連絡は農家の方など、現状の量などが把握できる責任者の方からお願いできればスムーズにいくと思います。
私たちは届いた収穫物を使って、何ができるかをこれから考えていきます。まずは、どんな状況なのかを教えてください。
■日本全国21府県!の傷ついた野菜や果物を集めたい!
私たちがいま調べることができるのは、まずは農作物の被害状況についての数字。
農林水産省の発表ベースでは、農作物ではそば、大豆、こまつな、カボチャ、スイカ、いちご、枝豆、里芋、イチジク、とうがん、だいこん、にんじん、トマト、スイートコーン、アジサイ、もも、なし、ブルーベリー、メロン、ニラ、ショウガ、なす、ピーマン、みかん、きゅうり、ズッキーニ、ネギ、ベニアオイ、ソルガム、葉たばこ、さとうきび、オクラ、ニガウリ、水稲など。
木になる果実では柿、茶、栗、なし、みかん、マンゴー、バナナが被害に遭っているようです。
(7月11日時点の数字です)
被害地域は21道府県に渡っています。
そこで、農作物、購入させていただきますプロジェクト(仮)
として、動き出しています。すみませんね、私ネーミング下手なので、とりあえず仮です。
市場に出せる美しさを失ってしまっても、命ある作物を昇華させ、次につなげていきたい。この被害が、新しい出会いにつながって、次の行動の活力を生み出せるかもしれない。
すべては「かも」ですが、その可能性を探っていきたいと思っています。
この動画は、ルアくんの活動のひとつの例です。
Food Installation “All altitudes of NIO, from the sea to the mountain” performanced by Rua SODA / June 25, 2018 from Tomomi Taira on Vimeo.