販促会議2024年6月号、発売からしばらく経ってしまっての報告ですが…
FRITAGは以前に大阪のショップオープンで取材しており、そのファンの熱さは感じていたものの、今回事前リサーチに伺ったレセプションでも変わらず。そして、顧客との向き合い方も同じ。大きく変わったのは、さらに環境への意識がアップしていたことです。
ビジネス視点で書ける媒体なので、店を訪れただけではわからない数字の部分での話を入れて記事化しています。ぜひご一読ください。
さて、最新号のとなる本号は「リテールメディア」というあまり一般的ではない言葉が特集タイトルになっています。こういうものが読めるのが、専門誌ならではですよね。
さらに、毎年プロから学生まで幅広く応募が集まる公開型コンペティション「販促コンペ」の募集も始まっています。広告業界への就職を希望する人などは、このコンペの資料を読むだけでもビジネス視点を得られると思います。
「リテールメディア元年」という言葉が多く聞かれた2023年。たしかに、注目度や期待値は常に右肩上がりのリテールメディアですが、運用はまだ一部の大手ブランドに留まっている印象を受けます。今回はメーカーと小売・流通の両方の観点から、リテールメディアで叶えていきたい「理想」と、活用拡大を実現するために乗り越えなければならない「現実」に目を向ける特集です。媒体社である小売と、広告主であるメーカー。両者の「理想」と「現実」の差を埋めることがすなわち、日本国内の真の“リテールメディア元年” に近づくためのヒントになり得るのではないか。そのような仮説のもと、「リテールメディアの現在地」をまとめました。
<INTERVIEW>
・「セブンは『データ』を求められている」 コンビニの王者、案件数は5倍増もメディア拡張に課題/セブン-イレブン・ジャパン
・広告本来の役割に立ち返れば、店頭サイネージは重要 前年度比200%伸長 次なる課題はオーディエンス計測/ファミリーマート
・案件数は伸長、メーカー事情の理解は急務に 驚安の殿堂はデータ×売り場連動で勝負する/pHmedia(ドン・キホーテ/ユニー)
・なぜ、データ時代に「紙メディア」なのか? イトーヨーカ堂は“コンテンツ編集力”で差別化を図る/イトーヨーカ堂
・複数小売店を横断するプラットフォーム化が必要だ 流通にも期待される組織体制・目標設定の見直し/木村 元(Brandism)
・“小売主語”になっていないか 必要なのは、企業を「横断して」出稿できる使いやすさ/安藤尚人(ストアギーク)
<CASE>
・認知獲得にも販促にも使える特性が混乱を招く? 使いこなすために必要なのはマーケと営業を繋ぐハブ役/益川竜介(ファイントゥデイ)
・認知と購買の間にあるラストワンマイルを繋ぐ「Mapion Biz 取扱い店舗検索」を活用したアサヒビールの施策とは?/ONE COMPATH、アサヒビール
<編集後記>
・真の「リテールメディア元年」到来はまだ先か? 特集から見えた、小売とメーカーそれぞれの想い
【小売4社が語る】叶えたい「理想」と 乗り越えなければならない「現実」
アマゾンはこちらから