パリに続いてNYへの出店も決定!合羽橋から世界へ攻める釜浅商店の最新作は「包丁」

明治41年(1908年)創業の東京・合羽橋の釜浅商店は、近年観光スポットとしても注目されるかっぱ橋道具街の人気を牽引する店舗の1つ。現在は合羽橋で通りを挟んで2つの店舗があり、とくに包丁には力を入れていて、モダンな建物の店舗へと改装した建物で試し切りができるなど、ただ料理道具を「買う」だけでなく、学びながら選ぶことができる店舗へと進化しています。

2018年5月には初の海外支店としてフランス・パリにポップアップを経て、常設店舗を出店。国内および海外向けのオンラインショップも運営し、2025年春にはアメリカ・NYのブルックリンへの出店計画が進行中のようです。

釜浅商店はじめてのオリジナル洋包丁シリーズ「amane」がデビュー

この度は発表されたのは、釜浅商店から初めて発売されるオリジナルの洋包丁シリーズ「amane」(あまね)。

日本における一大生産地の岐阜県関市のなかでも調理人からも定評のある「包丁のフジタケ」に製造を依頼。家庭から業務用まで幅広く使ってもらえるように、刃の形や長さを変え、ペティナイフ120㎝から三徳、牛刀5サイズ、筋引3サイズ、骨スキナイフの計24種類をラインナップ。

釜浅商店はじめてのオリジナル包丁シリーズの商品名『amane』は、“普遍”の意味をもつ「あまねく(普く/遍く)」から名付けられました。「永遠に変わることがない究極のスタンダードになること、また、“漏れなく・広く行き渡る”という意味も持ち合わせる」ことから、多くの方に使っていただきたい、という願いを込められています。

2023年11月24日(金)の4種類でのデビューから順次発売済で、店舗では釜浅商店 合羽橋本店、パリ店、公式オンラインショップ、ザ・コンランショップ東京店、公式オンラインストアにも並んでいます。

今回は全24種類が揃っての発表会でした。

料理家の樋口直哉さん・包丁のフジタケの代表・後藤智弘さんと釜浅商店代表のトークセッションも

発表会では料理家の樋口直哉さんと包丁のフジタケの代表・後藤智弘さんとともに、代表の熊澤さんとのトークセッションでそのこだわりについても語られました。

※この手は私ではなく、同じテーブルだった方のものです。指長くてうらやましい…

実際に切ってみると、お肉も野菜もすぅっと薄く切れて本当に使いやすいです。もちろん、トップオブトップがこだわって作ったのだから当然ですよね。

そして、同席したメディアの方がみんな言っていたのが、このまな板の感触。切っているときに包丁が吸い付くような感覚があるのです。

2025年春にNYのブルックリンに海外2号店を出店

発表会の最後には、来春のアメリカ・NYのブルックリンへの出店を発表。2023年11月にブルックリンのCIBONE Brooklynにてポップアップをおこなっていたので、この流れはパリと同様に既定路線なのかもしれません。

合羽橋の料理道具店から世界のプロフェッショナルなキッチンを支えるブランドへ。着実な歩みを続けています。

釜浅商店KAMA-ASA

【合羽橋店】
住所:〒111-0036 東京都台東区松が谷2-24-1
営業時間:10:00-17:30 年中無休(年末年始を除く)

【パリ店】
住所:12 Rue Jacob 75006 Paris, France
営業時間:月‒土 (水を除く) 11:00-13:00, 14:00-19:00
定休日:水曜・日曜・フランスの祝日

<おまけ>

発表会の最後に提供された「関珈琲」と「関牛乳」。私は「関珈琲」を選択したのですが、おいしすぎて早速都内で関牛乳を買えるところを探しています。物産ショップとかにないかしらん…。



ART/DESIGN | FOOD | GOODS】の最新記事