ウエルシアグループの新ターゲットブランド「ITʼS WHATʼS INSIDE THAT MATTERS.」が誕生

ウェルシアは現在5つのオリジナルブランドを有していますが、新たにコラボではなく、オリジナル商品の開発に着手。パートナーとして企業ではなく研究機関と組んで、第一弾としてヘアケアライン5品を6月に発売することを発表しました。

リスタやラックスバイオフュージョンとは異なる開発スタンス

ウエルシアにはリスタやラックスバイオフュージョンのような特定のターゲットに特化して商品開発したプライベートブランドが既にあります。リスタは肌変化を感じる30代からの女性へ向けた敏感肌スキンケアブランドであり、 ラックスバイオフュージョンは特にダメージヘアが気になる方におすすめのヘアケアブランド。

これに対し、新しい領域で 顧客の悩みに応える新ターゲットブランドとしてを発表されたのが「ITʼS WHATʼS INSIDE THAT MATTERS.」。かなり長いネーミングですが、通称は「IT’S(イッツ)」とするそうです。

キーコピーに「本物の美しさにトレンドはない」を掲げたブランドのデビューを飾るのは、2つのラインのシャンプー&コンディショナー各1品とヘアマスク1品。

◆ITʼS SCALP Medical & Moist(イッツ 薬⽤スカルプ メディカル アンド モイスト)
ヘアカラーやパーマ、ドライヤーは髪だけではなく頭⽪にも乾燥などのダメージを与えています。
頭⽪の構造は顔の⽪膚と同じかつ汗や⽪脂などで汚れやすい環境にあるため、適切なケアが重要です。
本製品は、頭⽪をスキンケア発想でケアしながら、こだわりの成分で洗い上げるシリーズです。
1.薬⽤有効成分配合で、ふけ・かゆみや汗臭を防ぐ。 2.2種類のボタニカルオイル、5種類のハーブエキスを配合した潤いケア処⽅。
3.頭⽪にも優しくうるおいを与えるアミノ酸配合で、まとまり髪へ導く

シャンプー:400mL 1,680円(税抜)/ 詰め替え330mL 1,298円(税抜)
トリートメント:400mL 1,680円(税抜)/ 詰め替え330mL 1,298円(税抜)

◆ITʼS DAMAGE REPAIR Bonding Care(イッツ ダメージリペア ボンディングケア)
ヘアカラーやパーマ、ドライヤーなどで傷んだ髪は、⽔に濡れるとキューティクルが開き、よりダメージを受けやすくなります。健やかな髪を保つためにはキューティクルが開いたタイミングでのケ
アが重要。本製品は髪の構造にフォーカスし、ダメージ⽑を内部まで補修します。
1.表⾯だけではなく⽑髪の構成成分にも着⽬し、髪内部までダメージ⽑をケア。
2.4種類のケラチンペプチドと13種類のアミノ酸系成分*配合で、髪の⽑を補修しながら潤い補給。
3.トリートメントにはモイストスフィア配合による浸透ダメージ補修で、外側から内側までケア。

シャンプー:400mL 1,680円(税抜)/ 詰め替え330mL 1,298円(税抜)
トリートメント:400mL 1,680円(税抜)/ 詰め替え330mL 1,298円(税抜)
ヘアマスク:200g 1,680円(税抜)

ウエルシアの売上規模は20年で約40倍

発表会の冒頭には、副社長の桐澤英明氏によるウエルシアの現状についての発表もありました。

「グループ全体で売り上げ1兆円を超えるドラックストア業界のリーディングカンパニーまで成長し、20年で売上規模は約40倍に。2024年度2月の売り上げは1兆2173億円だそうです。代官山に路面店があったり、わりと都心にもあるイメージです。

前期は、売上高前年比6パーセント増。
現在、ウェルシアのプライベートブランドは5つのブランドを展開。顧客の声を取り入れ、 生活における体と暮らしを支え、こだわりの詰まった商品で豊かな暮らしに貢献する「からだウエルシア」「くらしウエルシア」。リスタやラックスバイオフュージョンのようなメーカーとの共同開発ブランド、イオングループのハピコム、 TOPVALU。これらのブランドによる前期の売上高は810億円で、売上構成比は8.4パーセント。この数字を2026年度には売上高1100億円、 売り上げ構成費10%に拡大していく計画を進めている。

新ブランドの狙いは「ポートフォリオの強化」「顧客ニーズ」「ヘルス&ビューティの価値を海外へ拡大」

今回新たなターゲットブランドを発売する狙いは3つ。

1つ目は、ポートフォリオ拡張によるウエルシェア、プライベートブランド全体の強化。2つ目は、今の時代とお客様のニーズに求められる 商品開発。そして3つ目は、ウェルシアが考えるヘルス&ビューティの価値を海外へ広げていくこと。

今回のブランド名を日本語にすると、「大切なものは中身」。このステートメントをブランドに掲げているのは、一時のトレンドや一過性の注目よりも信頼性を最優先に考え、何よりも中身にこだわりましたことを示しています。

今回開発パートナーとしてネイチャ―ラボグループのセルラボを迎え、共同開発することで「テクノロジー×サイエンス×ビューティ」のノウハウを持つ同社の専門性と研究データに基づく品質を通じて様々な悩みに対応していくことを目指しています。

まずはヘアケアカテゴリーから商品を発売しますが、今後の展望としてはスキンケアやメイクなどトータルのビューティケアブランドに発展させていく予定です。



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