【映画】なんでもアリの東映映画が帰ってきた!綾瀬はるかのアクション炸裂「リボルバー・リリー」

久しぶりに試写会に行ってきました。

今回は、綾瀬はるかさん主演の「リボルバー・リリー」。

本作はオリジナルではなく原作ありの作品で、原作は2011年『赤刃』で第 6 回小説現代長編新人賞を受賞した長坂京さんのデビュー2作目の同タイトル『リボルバー・リリー』。本作で第19回大藪春彦賞を受賞し、ハードボイルド・冒険小説の名手として注目を集めています。

<あらすじ>

作品の舞台は、大正時代。過去に大量殺人マシーンとして生きてきた小曾根百合は、新聞記事でかつて戦いを共にしたことがある人物の死を知り、その裏を探りに現場へ向かいます。その道程で出会った少年は、現場から逃げだし、陸軍から付け狙われていることに気づき、彼を連れて自分の店がある東京・浅草へ。しかし、その店にも陸軍の追っ手迫ったことから、過去のものとしていたはずのS&W M1917リボルバーを手にし、反撃を開始。すさまじい戦いへと突入する…

<予告編>

なるべくネタバレなしのレビュー

有名監督・人気女優・キャストも豪華と、失礼ですが近年の東映作品ではないお金のかけっぷり。まず、時代モノって大変大変お金がかかるんですよ…。やっぱり現代劇だとありものの舞台ですみますが、時代モノはそういうロケのために地方に行ったり、わざわざ作ったり、CGで街並み再現する必要があるので0の数が下手すると2つ違ってしまうわけです。でも、それをしても作りたかったのは、プロデューサーの紀伊宗之氏が上映後に言っていた「なぜだかわからないけれども、東映らしいものを作ったら喜んでもらえる」ということ。そこに、今度は女性を主人公にして作品を作るというところからスタートだったそうです。プロデューサーと行定監督は長年知人ではあったものの、お仕事をするのは今回が初。

そんな東映らしさとは? 具体的には出ませんでしたが、作品を観て比較すると2000年以降のものだと「バトル・ロワイヤル」「孤狼の血」シリーズあたりでしょうか。「孤狼の血」シリーズは紀伊プロデューサーの担当作品ですね。

正直行定監督がアクション作品はお得意ジャンルではないのもあって、カットが引きが長くて間延びしちゃってたり、ちょこちょこ緊迫感が薄くなってしまうのは否めません。でも、やりたいことはよくわかる。そして、銃声が劇場だとバンバン回って、「映画館で観るとやっぱり音いいわー」ってなりますね。

あと、出色だったのが、SIXTONESのジェシーの演技。前になにか見たことがあるかな?って思うのですが、あまりはっきり思い出せず。でもこれは間違いなく代表作になりますね。ちょっと目が奥にある感じが怪しくて、睨む演技のときにいいんです。

 

 

余談ですが、本作で怪演している佐藤二朗さんの新刊も今月発売になっていますよ。

リボルバー・リリー 811日(金)全国公開!

【出演】 綾瀬はるか  長谷川博己
羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.) / シシド・カフカ  古川琴音  清水尋也 / ジェシー(SixTONES)
佐藤二朗  吹越 満  内田朝陽  板尾創路
橋爪 功 / 石橋蓮司 / 阿部サダヲ
野村萬斎   豊川悦司

【スタッフ】 監督:行定勲 原作:長浦京『リボルバー・リリー』(講談社文庫)
脚本:小林達夫 行定勲 音楽:半野喜弘

【配給】東映
【公式HPhttps://revolver-lily.com/
【公式Twitter@revolver_lily (https://twitter.com/revolver_lily)
【公式Instagramhttps://www.instagram.com/revolver_lily/</p



CULTURE】の最新記事