最近は小規模生産でも流通システムにのせることができたりして、バルミューダなどインディペンデントな家電メーカーが増えています。でも、ここまで究極の小規模メーカーは知りませんでした。
なんと、すべて1人だけで何年もやっているんですって。
MH audioを立ち上げた星野まさるさんは、音響とは関係ないメーカーの社員の傍ら、自分で作ったオーディオ機器をオーダーを受けては作って売っていたそうです。そこから独立してメーカーになったものの、現時点までずっと1人。ロゴのデザインにいたるまで、すべて1人で作っているそうです。
ご本人がCREATION AMOURでも説明に立たれていたのですが、販路の開拓もこういった場所でオーダーを受けるのみで、店舗はなし。

主要商品となっているのが、この「アコースティックスピーカー WAON」。
男性の手の大きさぐらいのサイズで、音が立体的に聞こえる不思議なスピーカー。
その構造と音の広がりから、ラジオ局などの音響のプロの施設から、MAISON DE REEFURや蔦屋などの人気店舗でも使われているそうです。でも、星野さんから営業したことはなく、すべて突然オーダーが入ったんだそうです。




専用スタンドを付けて高さを出すこともできます。
専用スタンドをつけると、より高い音質になるんですって。
音を聞かせていただくと、それはイーグルスの「ホテルカリフォルニア」のライブ音源だったのですが、ライブの奥行き感が小さくシンプルなスピーカーからしっかり出るんですよ。
ナチュラルカラーがペアで6万4,000円。ほかのカラーは8万円。
このほか、さらに小さいサイズ&まわりが陶板のタイプもありますよー。
なんか、取材して、もっと深い話を伺ってみたい方でした。