てすと

【漫画】ヴァムピール/樹なつみ

うちの近くのカフェでデザイナーD氏と打ち合わせをしていたら、突然「すみません! ちょっと寄ってもいいですか?」と本屋に飛び込むD氏。
なんでも、ビッグコミック(だっけかな)が発売日前に売っているので買って帰るというのです。わかる、その気持ちはすごーくわかる。私も昔コミック誌を買っていた頃は発売日を指折り数えて待ってました。

きたもとには妹がいるのですが、年が離れているため、子供時代はほぼ一人っ子状態で、親の方針で本であれば何でも買ってもらえておりました。そこで悪知恵が当時からあった私は、「漫画も本だよね、文字覚えるよね」といって、当時の女子垂涎のりぼん・なかよし・ひとみ・ちゃおというふろく付き雑誌を網羅してもらっていました。当時小学2年生の大人買い経験です。その後、妹が生まれたことにより、リストラせざるをえなくなり、りぼんとなかよしに絞られたわけですが・・・

その後、近所のお姉さんが読んでいたことでハマったのが「LaLa」。成田美名子さんの「CIPHER」が連載されていた頃です。
で、そこで出会ったのが樹なつみさんという漫画家さんでした。

それまでも少女漫画で壮大なストーリーはあったんだけど、この方の場合血のつながりに超能力に壮絶な運命にとてんこもりなのに、その困難に立ち向かう主人公がわりと飄々としているので新鮮でした。それまでの少女漫画ってどうも「グズでノロマなカメだけど」的な女の子が、ヒーローの力で次々とクリアーしていき・・・ってな具合で、どうもなぁと思っていたんですね。

樹なつみ ヴァムピール
最新作「ヴァムピール」は、女性向け雑誌ではなく、アフタヌーンというちょっと不思議系な内容が多い男性向け雑誌で連載されています。

<あらすじ>
主人公である水沫伶(みなわりょう)は、飛び降り自殺した女子高生の巻き添えになり、死んでしまう。ただし、1分だけ。生還を果たした伶だが、彼の髪は金色に色が抜け、眼の色は真っ赤になっていた。変化は外見だけではなかった。病院の中にいる幽霊や不思議なものが見えたり、人が物に残す残留思念が聞こえるようになったのだ。
そんな彼の前に、一人の美少女・北杜笙(ほくとしょう)が現れる。「あなたは半分だけ死者の世界の住人になってしまったの」と告げる。
そして、彼の周りには、彼を巻き添えにした女子高生の霊が現れるようになる。
彼女はなぜ自分の周りにいるのか? 自分のこれからはどうなってしまうのか?

まだ1巻なのですが、1エピソード+エピソード0(北杜笙に関する話)という構成で、今後は登場人物も増えて、かなり面白くなりそうです。

樹なつみさんの他の作品だと、「朱鷺色三角」「花咲ける青少年」「OZ」もオススメです。



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