バレンタインウィークに合わせて「Flavorful week for LOVE DAY」と題して開催されたイベントシリーズの第2弾。ミス・ユニバース・ジャパンの栄養コンサルタントやその著作でも人気のエリカ・アンギャルさんがお勧めするカカオなどを使った料理を、ミシュラン2つ星に輝くキュイジーヌ・ミシェル・トロワグロのシェフであるリオネル・ベガさんが創作するという試み。
テーマはヴァレンタインに合わせて「Man&Woman」。でも、リオネル・ベカさんは刺激的な映像作品にも携わるなど、多彩な才能を持つ方なので、もちろん単に「見た目」や「味」だけではないわけです。
リオネルさんときたもと。すみません、疲れた顔で…。今週は仕事が重なっていてバタバタしていてよれよれっておりました。
リオネルさん、実はお目にかかるのは2度目。覚えていてくださって恐縮です!イベント前にご挨拶をば
会場の東京サロンは表参道のラスチカスの地下にあります。一昨年にハロウィンパーティで来て以来だけど、ゆったりするとこんな感じ。夜は倍の人数で、クラブ風に行われたようです。
今回は初めに軽くトークがあり、そこからリオネルさんがイメージする世界を旅するようにカクテルやフィンガーフードをいただいていくスタイル。
料理ごとに、エリカさんがまずコメントをして、ゲストの方たちにその味わいと使っている材料の効果について解説していきます
これは「Elixir(霊薬)」En sorcellerie, l’élixir désignait des potions médicinales ou
magiques, afin de donner au corps et à l’esprit des
pouvoirs supérieurs.(エリクシールまたは霊薬:妖術において、肉体及び精神に力を与える
魔法の飲み薬) 使っているのは、ウォッカ・トマト・フランボワーズ・ジンジャー・ライムジュースで、「J’ai imaginé ce cocktail-charnel à la couleur sanguine
pour réchauffer votre corps et aiguiser vos désirs.(身体を火照らせ、欲望を研ぎ澄ませる血の色をした肉感的なカクテルを作ってみました。)」というコメントが。
すべてのお料理に、ちゃんと意味を伝えるためのボードが設置されているのは親切でいいですねー。
Vertige(眩暈):フォワグラ・スパイス・ルバーブ・ライムを使った一品
Orage(嵐):帆立・わさび・パプリカ・柚子胡椒で少し刺激的な和
そして、別室へ新たな旅。
ここではまた空間演出にフラワーアーティストの川口昌亮さんがアートなお花でコラボレーション
これは牡蠣の殻と人工毛を使ってあるそうです。黒と白で対になっていました。男と女という意味でしょうか・・・
Orgasme(オーガズム):ブラックチョコレート・バナナ・ラム・スパイスを使った刺激的なスイーツ。
Nirvana(ニルヴァナまたは涅槃):ミルクチョコレート・キャラメル・ベイリーズのショコラ
リオネルさんによると、「Nirvana」という言葉は悟りの境地だけれども、フランス人にとっては「強く深い知覚の満足があってこそ」という解釈なのだそうです。ベースのビスキュイもほろりと落ちそうな繊細さでしたが、上のクリーム部分はぱぁあっと舌の上どこか口にいれた瞬間に消える淡雪のような食感!!
非常に刺激的な体験でした!
帰りにシャンパンのチケットもいただいたので、一度お店にいきたいなー。誰かご一緒しません?