実はフランソワさん、ミッシェル・トロワグロさんと幼馴染。
いつかここで何かできれば…という話もあがっていました。
さて、フランソワ・プラリュ氏といえば、産地ごとのチョコレートのタブレット。
10の産地それぞれのタブレットを組み合わせた「ピラミッド」は、その代名詞的アイテムです。
産地ごとにチョコレートを生み出す「ピュア・オリジン」にこだわり、世界中のカカオ豆の産地をめぐり、それぞれの個性を生かしたショコラを誕生させました。
これについてフランソワさんは
「誰もブルゴーニュのワインとボルドーのワインを混ぜないですよね」
と指摘。ワインとショコラは似ていると語りました。
そして本当に美味しいショコラを求め、世界中の生産者を大小問わず訪ねるなかで、どうしても自分で育ててみたいと考え、ついに自分の農園を持つことに。
選んだ地は、マダガスカル。
イランイランやバニラが咲き乱れ、Il au perfume(香水の島)と呼ばれるほど島自体が芳しいこの地の原生林を買取、カカオの気を仕込んだのが2007年のこと。
17ヘクタールのカカオの木は、2011年の今年、8月中旬から収穫できるようになったそうです。
たい肥には牛のふんを使用。
島で放牧されている牛のふんを回収する人からふんを買取り、それを発酵。
この農園では、電動のものは一切使用していません。
島でのトラックは、牛。
この写真は、牛を買ったときに「買ったよ~!」と記念に撮ったものだそうです。
自ら「ショコラ界のインディ・ジョーンズと呼ばれている」とおっしゃるのも納得!
この「マダガスカル支社」では太陽光発電を活用。
この写真は、太陽光発電で地下水を汲み上げるタワー。
原生林よりも高く設置することで、自然を損なうことないよう配慮されています。
さて、後編ではプラリュ氏の最新ショコラのレポートをお届けします! 後ほど~♪
フランソワ・プラリュ
http://www.chocolats-pralus.com/jp/francois-pralus.html