3連休に仕事でもないのにセミナーかよ!と一見してしまいますが、さにあらず。
元「広告批評」編集長の河尻亨一さんを中心に
「第一線のプロフェッショナルは、どのように素材を仕入れ、組み合わせ、味付けをし、料理に仕立てているのだろう。」
をテーマに行われる珠玉のトークセッションのメニューたち。
プログラムもメニュースタイル。
各トークセッション中は撮影NGだけど、ツイッターなどはOK。
初日は昼1時から休憩を挟みながら夜8時までのプログラム。
私は頭の2つのプログラムのみで失礼しちゃいましたが、すごく内容が濃く、面白いトークセッションでした。
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13:00-14:30
気鋭のウェブディレクターと編集者が考える。10年代のヒット論
加藤 貞顕氏(ダイヤモンド社) × 佐渡島 庸平氏(講談社) × 中村 洋基氏(PARTY)
加藤貞顕氏は『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』や『英語耳』などのヒット作(書籍)を手がけた編集者。一方、佐渡島庸平氏は『宇宙兄弟』や『ドラゴン桜』、『働きマン』などのヒット作(漫画)を手がける編集者だ。出版界のフロントラインで活躍する二人の若手エースに、インタラクティブ界のヒットメーカー中村洋基氏はどう切りこむ? 10年代のヒットの作り方を“科学”する。
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ダイヤモンド社の加藤さんには昨年、電子書籍の記事の際に取材させていただきました。
その時もほぼ毎日電車の動いている時間には帰れないといっていましたが、10月末でダイヤモンド社を退社し、次のステップに進まれるとか。
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15:00-16:30
ジャパン・コンテンツの海外戦略密談。日本を導くテクノロジーとは?
猪子 寿之氏(チームラボ) × 後藤 繁雄氏(編集者)
世界のマーケットに向けて日本のコンテンツを発信するには戦略が必要だ。日本随一の“ウルトラテクノロジスト集団”を率いる猪子寿之氏には策があるかもしれない。「TOKYO FRONTLINE」など“独特編集”を武器に世界を股にかけて活躍する後藤繁雄氏と、そのあたりをとことんお話いただく。テクノロジー×クリエイティブで日本に勝機はあるか? 「SNSご遠慮願います」の可能性大なる密談セッション。
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たぶん、後藤さんは猪子さんという方のキャラクターを全く知らないまま、経歴だけでこの席についたのではないでしょうか。
通常の対談のようによどみなく、自分の意見をとうとうと述べても、右から左へ受け流す…ではなく、受けてもいない。
この対談をどう「編集するか」がいま必要なことだと判断したからか、途中から後藤さんのトークスタイルも変化。
これぞ、ライブ。
そして、これがUstream中継されていなくてよかったなと、心から思ったのでした。
最近、記者会見やイベントなど、なんでもかんでも中継されるけれども、やはり現場とPCなどの画面上で見るものとはイコールになることはない。
この中継を動画だけで見た人は、きっと文句ばかり言ってしまうだろう。
だが、会場には、会話がずれながらも、新たなる知己を見出す瞬間に立ち会ったことに、変な感動が残ったのでした。
そんな理由もあって、このトークセッションについてのメモをここにアップもしません。
広島や名古屋から足を運んで、血や肉としようという人と感じたことを、私も現在お腹のなかで消化し、吸収したのち、別の「レシピ」とすることで何かにすることが今回のセッションにできる御礼だから。
24日のプログラムは広告関係メインなのでどうしようかなぁと迷っていましたが、また足を運ぼうと思います。
→さらに何も書いていない、2日目についてはこちら。
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