【News】IDÉEが皆川明さんと取り組んできた服づくり「H& by POOL」アーカイブエキシビションが3月開催

「H& by POOL(ハンドバイプール)」は、2021年秋にminä perhonen の皆川明さんとイデーが共にゆっくりと取り組みを始めたイデーのウェアシリーズです。2024年3月、一般的な服づくりとは少し違う流れをたどるこの小さなブランドの、アーカイブエキシビションが行われることが発表されました。


イデーは、2015 年、ものづくりの過程で発生するハギレ・端材などを使用し新たな価値のある商品をつくるプロジェクト「POOL」を皆川さんとスタート。その後、日本各地の生産地で、ロットの都合、少しの色違い、予期せぬオーダーキャンセルといったさまざまな都合により、とても質の良い素材が少しずつ余ってしまっているのを知ったことから「H& by POOL」がはじまりました。行き場をなくした種類も量もさまざまな残反・残糸・はぎれを集め、その素晴らしい素材から刺激を受け何ができるかを検討。洋服にお客様が袖を通した時に、生地や糸を紡いだ生産者の方々の思いや技術の高さが伝わるようにとイメージしながら、素直に、楽しく、丁寧なものづくりを心がけているそうです。


これまでに出会った素材とつくってきた洋服のアーカイブをあらためて手に取っていただき、その背景にも触れていただく「H& by POOL」の初めてのエキシビション。ぜひご注目ください。

 

[Profile]
皆川 明(みながわ あきら)/minä perhonen デザイナー
1967年生まれ。1995年に「minä perhonen」の前身である「minä」を設立。
ハンドドローイングを主とする手作業の図案によるテキスタイルデザインを中心に、衣服をはじめ、家具や器、店舗や宿の空間ディレクションなど、日常に寄り添うデザイン活動を行っている。デンマークKvadrat、スウェーデンKLIPPANなどのテキスタイルブランドへのデザイン提供、新聞・雑誌の挿画
なども手がける。photo: Shoji Onuma

IDÉE(イデー)
1982年創業の日本のインテリアブランド「イデー」。「美意識のある暮らし」をコンセプトに、国内外のデザイナーと作るオリジナル家具、セレクトのテキスタイルやプロダクト、グリーン、音楽、本などを幅広く紹介。
「Life in Art(日常芸術)」を掲げ、有名無名、時代性を問わず、そのクリエーションに共感するアーティストや作家の作品から、造形や経年美を持つヴィンテージデザイン、クラフトやアップサイクルと多様な価値観や見立てで、美意識のある暮らしを育む「もの」や「こと」を提案。

 

 

「H& by POOL Story From Archives」アーカイブエキシビション

会期:2024.3.9 Sat – 3.25 Mon  11:30 ~ 20:00(土日祝 11:00 ~ 20:00)

会場:IDÉE GALLERY AND BOOKS   東京都目黒区自由が丘 2-16-29 イデーショップ 自由が丘 4F

展示デザイン:阿部真理子(A.B.E)



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