富士フイルム「INSTAX“チェキ”新製品発表会」で最上位モデル「INSTAX mini 99™」を発売前に体験!

もうそれは、遥か遥か昔の話…初代チェキを持っていた私。もう何年前なのか怖くて数えられないのですが、発売は1998年。昨年2023年に25周年を迎えていたそうです。

25年の間にデジタルカメラが普及し、さらに携帯電話、スマートフォンの登場、そして携帯電話が途中から写真が撮れるカメラ付きになったこと。一ユーザーから、パソコン誌、携帯電話雑誌など、取材する側になってみると、その世界はどんどんチェキにとっては厳しい状況だったと思います。
 
でも、一定数「1枚だけしかない」ことや「すぐにプリントできる」メリット、そして昨今のアナログ、レトロブームもあり、チェキは生き残ってきました。
もちろんアップデートは重ねていて、アナログインスタントカメラとしてだけではなく、デジタル技術を取り入れたハイブリッドインスタントカメラ、スマホプリンターとラインアップを拡充しています。
 
そんなチェキ。最上位モデルをうたった新商品が発表になると聞き、取材に伺いました。

■アナログの設定で色の世界の表現が広がる!

発表会に登壇した富士フイルム株式会社 取締役・専務執行役員 イメージングソリューション事業部長 山元 正人さんによると、チェキはいまや日本国内にとどまらず、世界で自己表現ツールやコミュニケーションツールとして若い世代を中心に多く受けられているとか。2022年までになんと累計約8000万台! コロナ禍から回復した2021年度から今年度までは、3期連続で過去最高の売り上げを更新する見込み。

そんな好調をさらに引き上げるべく、投入されるのが4月発売の最新モデル「INSTAX mini 99™」です。

会場に展示された現行のラインナップ。プリント専用機まで含めて、こんなにあるんですね。

 

最上位モデル「INSTAX mini 99™」は、現在世界中で好評の「INSTAX mini 90™」をさらに進化。

カメラ内部に LED を搭載し、ダイヤルの設定値に応じて異なる色の光をフィルムに直接照射することで 6 種類の色表現ができる「カラーエフェクトコントロール」、周辺光量を抑え中心部をフォーカスする「ビネットモード」など、アナログ技術でプリント表現の幅をさらに広げる新機能を搭載。撮影時の明るさなど撮影環境によってプリントに現れる「カラーエフェクトコントロール」「ビネットモード」の効果も変化するため、その瞬間にしか撮れない写真が撮れるのです。

●カラーエフェクトコントロール

側面の「カラーエフェクトダイヤル」の設定値によって、異なる色の光を撮影時にフィルムに直接照射。それによって6種類の色表現を実現します。

なかのLEDライトの色でプリントの色を変えるしくみ。

    

 

●ビネットモード

ビネットモードは物理的なスイッチ切り替えで作動可能。

写真の明暗を5段階で調整可能に

写真の明暗を5段階調整できる「濃淡調整」機能を搭載しています。
カメラ側面の「濃淡調整ダイヤル」を使用し、ハイキーやローキーの写真を楽しめます。「D-」か
ら「L+」までの 5 段階で調整可能で、「カラーエフェクトコントロール」や「ビネットモード」と
の掛け合わせにより、色合いと明るさを自由自在に操り撮影できます。

■カメラのズームもアナログ式

このカメラはフィルターで色を変えるわけではないので、フィルターでのぞいた状態は変わりません。ズームはレンズのまわりをぐるぐる回してくりだして、設定。あとはシャッターを押すだけです。

 

●同じ位置から42パターンの写真が撮れることに

ノーマル+6色(7色)×光の量(6)で、42種類の写真表現ができることになりました。

 

発売は、2024年4 月11日の予定。価格はオープン価格ですが、税込で2万8600円前後になる見込みです。

同時に専用のカメラケース、お揃いのミニアルバムケースも発売されます。

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