北京の地下鉄網は、オリンピックに向けてどんどんそのカバー範囲を広げています。
10月に入り、新たに5号線が開通。山手線のように回る2号線と天安門を中心に東西に延びる1号線に加え、南北を貫くラインが完成。空港からのラインが完成すると、さらに便利になりますね。
改札は改札機は乗車人数は多くても、2台並びのみ。その理由は改札機が対応しているのはチャージ式のICカードのみで、切符は通らないから。切符はなんと、改札機のところに立ってる検札のお姉さんに渡して通らなくてはならないのです。
改札機はあるのに、切符は手渡し。
IC導入してるのに、能率的なのか、なんなのか。。。半券などはくれません。それどころか、これでもか!というほど粉々に破いています。まぁ、切符自体薄いざら半紙という感じなので、びりびりってほどではないですが。
さらに遠くにいくの路線に13号線というのもあるのですが、そこの乗継ぎ切符の場合はどうなんでしょうね。ちょうどいった時期が国慶節前の休みからの時期だったので、通常の混雑具合は不明です。もし通勤ラッシュだと、すごい状況になっていそうですね。上海で切符の販売窓口が2つしかなく、大変だったことを思い出しました。ICカード導入は、切符購入(もちろん対人販売)の混雑緩和を考えると、大正解でしょう。
北京に行って感じたのは、他国の良い技術や文化をこれでもかと導入している点です。次々と建設される建物しかり、クラブしかり、共産主義国でありながらもこれだけ柔軟な姿勢なのがすごい。しかし、まだまだ出版や映画の世界での規制緩和は遠そうです。日本で12月5日より公開される「中国の植物学者の娘たち」という映画は、同性愛を扱ったテーマゆえに国内ロケを禁止されました。中国に似た風景があるベトナムの村にて撮影されています。
ホームにたってみると、東京メトロよりもなぜか大阪の市営地下鉄を思い出しました。なんでやろ?
2008年のオリンピック時にはこんな風に開通しているそうです。上海ほど空港からの中心部への距離は離れていないので、地下鉄がつながれば格段に早くなりますね。市内の道路の混雑がこれで少しでも解消すればいいのですが。。。