春の特別拝観・下鴨神社編

春の特別拝観シリーズ(!?)第2弾は下鴨神社へ。正式名称は「賀茂御祖神社」で、世界文化遺産にも登録されています。京都でもその古さは格段で、源氏物語にも登場する神社なのです。
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ここでもつつじがとてもきれい。前日に流鏑馬神事が行われてすごい人出だったようですが、この日は一転人出もそこそこで、ゆっくり鑑賞できました。
この春の特別拝観では、神服殿(しんぷくでん)、大炊殿(おおいどの)、御車舎(みくるまや)、葵の庭が一般公開されました。

神服殿は、京都御所で火災などの災害があった場合、天皇が避難する場所として使われたそうです。
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ちなみに今回の春の特別拝観では、関西の大学にある古美術研究会所属の学生が駆り出されていて、どこにいってもこの日以外は日に当たらないんじゃないか?と心配になりそうな子たちががんばってましたよ楽しい

続いて、葵の庭へ。
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なぜか庭の全景を撮っていなかった・・・
文明の乱で焼失した賀茂斎院御所に双葉葵の自生する庭があり、この庭が再興された折、御薬酒用の薬草木も栽培されるようになったとか。
カリンの古木が有名で、「カリンの庭」とも呼ばれているそうです。
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隣の大炊殿では、神様にお供えするものを調理するための社殿で、ここではご飯やおもちなどを調理していたそうです。
御車も置いてありました。
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これって15日の葵祭で使われるのかな?

下鴨神社内には「鴨の七不思議」という伝説があります。
そのうち1つが、この連理の賢木。
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下から生えているのは3本なのに、途中でうち2本がつながっているのです。縁結びのご利益があるとして、隣の相生社(あいおいしゃ)とともにお参りする人が多い場所です。

みたらし団子の由来になった「御手洗の池」は水がぬいてあり、ちょっとさみしー。
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京都の寺社仏閣のお仕事をしている人に後日聞いたのですが、この時期は田植えがあるのでそちらを優先するためにいつも水を流さないようになっているそうです。なるほど~



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