ハリウッドで続いた「アジア映画のリメイク」ブーム。
ちらほらと残り火はあるものの、終わりを迎えているようですね。
そんななか、主演のニコラス・ケイジ以外はほぼ無名の役者でヒットを飛ばしたのがこの「バンコック・デンジャラス」。全米初登場1位を取ったのだから、ヒットといえるのでは? (興行収入はともかくとして・・・)
日本では「レイン」というタイトルで公開されたオリジナルを、ハリウッドにて同じ監督でリメイクしたものです。
個人的にはニコラス・ケイジは「絶対見なきゃ!」とチェックし続けている役者ではないのですが、気がつけばアクション俳優の枠に入っているのでしょうか。「フェイス/オフ」「ナショナル・トレジャー」がヒットして、そっち系のオファーが多くなったのでしょうか。
私はどうも「月の輝く夜に」での濃いイタリア系一家のどうしようもない弟のイメージがニコラス・ケイジというと浮かんでしまいます。よれよれの白いランニングで・・・。
私はオリジナルは見ていないのですが、予告編を見る限りは同じアイデアを使ったシーンは多発するもよう。ぐるぐるまわったり、水中から弾を見せたり(予告編にあり)と変わったカメラワークとスピード感のある編集が多いなと思ったら、監督の一人ダニー・パンは「インファナル・アフェア
」の編集を担当しているんですね。納得。「インファナル~」で香港でも賞を取っているようです。あの作品、好きだったなー。
でも、ラストは違うので、見比べてみても面白いかもしれません。
監督も前作で高評価を得たものの「あー、お金があればああしたのに」とか「ああっ、あれが映ってしまってる!」とかあったんじゃないかなぁと思うんですよね。
汗と血にまみれる映画なので、2本続けてみても、その辺に耐えられるのであればOKかと・・・。
日本版予告編
オリジナル版予告編(英語版)
バンコック・デンジャラス 日本公式サイト
http://www.bangkok-dangerous.jp/