てすと

DeNAまとめサイト問題メモ 第三者委員会調査報告とか 2017年3月13日 

なんだかんだ事件が次々起こってニューキャラが現れると忘れられがち&自分も忘れてしまうんだけど、リマインドしてくれる方のおかげで発表になったことに気づきました。

DeNA 第三者委員会調査報告書の受領及び今後の対応方針について

 

このブログの前のブログには書いていたのですが、あくまでも「きたもとゆうこの備忘録」なので、メモとしてアップしておきたいと思います。

2016年12月15日の第三者委員会設置から約3か月。まとめサイトのWELQ、MERYなどを運営していたようやく今後の指針が発表されました。

発表からざっくりかき出して要約すると

1)コンプライアンスの管理強化・関係者処分

・今後は外部の意見も取り入れながら、抜本的な意識改革を行う。

・代表取締役兼CEO 守安功氏 ⇒ 月額30%の減給6か月から月額50%の減給6か月に

・執行役員メディア統括部長兼Palette事業部長 村田マリ氏(iemoを売却してDeNAに入った人)

⇒3月12日に辞任を表明

・ペロリの中川綾太郎氏(自社コンテンツMERYを売却してDeNAの傘下に入った人)は3月12日付けで代表取締役を辞任。

・そのほか、執行役員 小林賢治氏、柴田大介氏 など25名も就業規則に基づく処分。

 

別途、代表取締役の異動として、有限会社ディー・エヌ・エー時代からの設立メンバーで取締役会長兼執行役員だった南場智子さんの代表取締役への復帰も発表されました。

 

2)調査報告結果

・行った調査

① 委員会の実施回数:26回
② ヒアリング調査:合計134回、97名
③ フォレンジック調査
– 保全されたデータ容量:約520万件
– 抽出されたデータ容量:約307万件
– キーワード検索後のレビュー件数:約27万件
④ 関係資料の検討
⑤ 記事のサンプル調査
⑥ 役職員、クラウドライター等からの意見募集

DeNAが運営していた10サイトの記事37万6,671件についてサンプル調査を行った結果、統計学的には、複製権/翻案権侵害の可能性がある記事の出現率の推計値は1.9~5.6%の範囲内であり、その可能性がないとは言えない記事の同推計値は0.5~3.0%の範囲内であった。

※これは私のほか、たくさんの方が抗議して削除依頼をしたものは当然含まれていません。これまでに抗議を受けた数などはどれぐらいあったのでしょうか?

 

DeNAが行っていたキュレーション事業のその他の問題

① WELQに掲載されていた記事の一部には、(i)センシティブなテーマを扱う記事にアフィリエイト広告を掲載するに際し不適切な点があった、(ⅱ)医療に関する記事にユーザーに対する配慮を欠いた内容が記載されていた、(ⅲ)医療に関する記事に医師の間でも見解に相違がある内容を安易に記載していたなど、倫理的に問題のある記事が掲載されていた。【第9章】
② その他、DeNAが運営していた10サイトには、(i)文章自体には著作物性が認められないものの、他の記事のコピー&ペーストがなされていると考えられるもの、(ⅱ)出典が不明瞭で、引用方法として不適切であるものなど、倫理的に問題のある記事が掲載されていた。【第3章】
③ DeNAは、掲載していた記事に対して画像や文章の無断利用に関するクレームがあった場合、プロバイダ責任制限法※2の適用を受けられない場合であっても、プラットフォーム提供者としてプロバイダ責任制限法の適用を受けられるかのような対応をしていた。【第9章、第10章】

※2 特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律

いやいや・・・突っ込みどころが多すぎていやになっちゃう。物量が示されていないと、意味不明。「倫理的に問題のある記事が多数掲載されていた」ぐらい認めないと。そうじゃなきゃ、そもそもこんな問題になりません。

 

・原因について・背景分析

① iemo社及びペロリ社の買収によりキュレーション事業へと新規参入する段階で、同事業に関する分析・議論が尽くされず、事業リスクが適切に把握されなかったこと。
② iemo社及びペロリ社の買収後、キュレーション事業を開始する局面において、同事業の潜在的なリスクに対する予防策が十分に講じられなかったこと。
③ キュレーション事業を拡大していく過程においても、同事業のリスクに対するチェックや手当てが十分ではなかったために、リスクの顕在化を招くとともに問題の早期発見が遅れたこと。
④ キュレーション事業においては事業運営に対する「自己修正」を妨げる要因が複数存在していたこと。

 

私も取材記事で2015年5月に指摘しているほか、たくさんの人が削除依頼をしたり、画像無断使用の抗議をしています。私も公にしないままMERYの個人ブログ記事の削除依頼を少なくとも7本しているけれど、同様にネット上に投稿などの履歴を残す形で発言していない人のほうが多いのでは? そういった声を吸い上げることをしていたのでしょうか。

個人的なブログ被害の例で感じたのは、事業部が得た問い合わせや抗議の内容を、会社として把握していないことです。個々の案件はともかくとして、抗議を受けているなどの共有は必要だと思います。

もうちょっと自分の事業単位じゃなく、会社として動いているということを考えるべきだと思う。ベンチャーってスピード感がいいことがベンチャーって意味じゃないし。

 

ここまで事件になってきても、わかりやすい画像だけ削除して、そのまんまスルーしているキュレーションメディアも存在します。ネットに画像を公開しているプロカメラマン、ブロガーの方は、特定の旅先の画像は一度確認をおすすめします。旅行系のキュレーションメディアでは、画像を販売しているサイトや旅行会社のサイトからサムネイルを無断で「引用」している例がそのまま放置されています。

抗議される場合は、まずウェブ魚拓などで証拠を残し、たくさんの方が公開されている画像使用料の請求文面を使って連絡するのをおすすめします。私は削除依頼だけで終わりましたが、今後は最初から金銭の話にしたほうが正解でしょう。そうじゃないと本当にこちらは「やられ損」、あちらは「逃げ得」になるだけですから。

 

 

個人のブログだけでも15のキュレーションメディアに無断転用されたものの

一銭も賠償を受けていないパクられの女王がお届けしました。

※メディア媒体での掲載はそのうちやっていきます。とりあえずは例のチョコレートの記事は削除されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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