19世紀末のパリに生まれたアート 版画ポスターの魅力に触れる「パリ♥グラフィック ロートレックとポスターになった版画展」

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本日まで三菱一号館美術館にて開催中の「パリ♥グラフィック ロートレックとポスターになった版画展」。

オランダのゴッホ美術館との共同企画で、ゴッホ美術館が所有するものと、三菱一号館美術館が所有するトゥールーズ=ロートレックの作品から編まれた版画から生まれたポスターアートの歴史と、その表現の魅力を知ることができる美術展。

数年前にオランダ・アムステルダムを訪れたとき、ちょうどゴッホ美術館がリニューアルオープンしたばかり。ゴッホの作品は多作な方だしよく来日するし、ほかに見たい美術館があったので次回にとまわしたのですが、実は同時代の他の作家の作品の蒐集も行っている美術館だったたとは。

作品の感想は心に留めて、今回はそのなかでの来場者に向けての仕掛けについてメモ。

 

会場内の一室は、フラッシュを使わない撮影を許可。ちなみに、動画の撮影やセルフィースティックの使用は不可。

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撮影用の「フォトスポット」では、いまや懐かしいものになってきた作品の人物と撮影できるフォトフレーム。

こういうプリクラ流行ったなー。

 

 

 

撮影スポットの用意やフレームなどSNS拡散を意識したもの以外にも、興味深かったのが「トークフリーデー」という試み。

展示室内で声の大きさを気にせず、話ながらの鑑賞が楽しめるというもの。どうしても展示会場が狭かったりするとどんなに小さくても隣の人の会話って気になりますよね。でも、図録を買って見ながらではなく、その作品を目の前にして話し合いたい研究家や美術愛好家が多いのも事実。

そんな人向けに会期中の10月30日(月)、11月27日(月)、12月25日(月)の3日を設定していたようです。この試みは、こちらの美術館では何度も行われているみたい。これまでは気づかなかったなー。逆に言うと、私のようにだれか一緒にいても、一人で好きな作品は長め、興味のないものはほぼスキップと、緩急つけたいタイプはこの日程は避けたほうがよさそうです。

 

 

パリ♥グラフィック ロートレックとポスターになった版画展

会期 2017年10月18日(水)~2018年1月8日(月・祝)
開館時間 10:00~18:00(祝日を除く金曜、11月8日、12月13日、1月4日、1月5日は21:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜休館(但し、1月8日と、「トークフリーデー」の10月30日(月)、11月27日(月)、12月25日(月)は開館)
年末年始休館:2017年12月29日~2018年1月1日
主催 三菱一号館美術館 アムステルダム、ファン・ゴッホ美術館、朝日新聞社
後援 オランダ王国大使館
協賛 大日本印刷
協力 ヤマトロジスティクス(株)、エールフランス航空、KLMオランダ航空

http://mimt.jp/parigura/



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