下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab – TOKIO インカラミ

京都出張の夜、友人宅で子供と犬と戯れたのちに向かったのは、毎年参拝している下鴨神社。

でも、今回は初めて夜の参拝です。

世界遺産(ユネスコ世界文化遺産)にも登録されている下鴨神社とその周囲の糺の森一帯を使った下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab – TOKIO インカラミ」。

 

「Digitized Nature」(自然が自然のままアートになる)をコンセプトに、今年で3回目。源氏物語にも登場し、森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族 (幻冬舎文庫)』など京都を舞台にした小説でも不可思議なことが起きる場として登場するこの神社。夕方を過ぎると門前までしか通常は足を踏み入れることはできません。

アニメ化もされていましたね。

 

糺の森から境内までたっぷり使った展示は、3回目にして最大規模まで拡大しているようです。9月2日までですが、たぶん来年も行われると思うので、その時のご参考になれば。

 

Walk, Walk, Walk – 下鴨神社 糺の森 / Walk, Walk, Walk – Tadasu Forest at Shimogamo Shrine

糺の森の小川のほとりに、うすぼんやりと浮かぶ何かの姿。

まるで動物たちが下鴨神社にお供えものを運んでいるようです。

残念ながら場所によっては仕掛けがわかってしまうのですが…

 

呼応する森と自立しつつも呼応する生命 – 下鴨神社 糺の森 / Resonating Forest and Autonomous Resonating Life – Tadasu Forest at Shimogamo Shrine

 

水面にたちつづける呼応する生命 – 下鴨神社 御手洗池 / Autonomous Resonating Life on the Water – Mitarashi Pond at Shimogamo Shrine

祇園祭の斎王の儀式も行われる御手洗の池もアート空間に。
足をつけている人もいて気持ちよさそうでした。

 

浮遊する、呼応する球体 – 下鴨神社 / Floating, Resonating Spheres – Shimogamo Shrine

OLYMPUS DIGITAL CAMERAチームラボがいうところの「糺の森と下鴨神社の楼門内が、人々の存在によって変化する光のアート空間」となる様は、観光地のこと欠かない京都において唯一不足している「ナイトタイムエコノミー」の創出にも一役買っていました。夕方18時から21時と時間は短いですが、平日ならば1300円と映画よりも安い価格設定。

下鴨神社は式年遷宮前後で集金問題が持ち上がり、マンション建設、観光誘致への積極展開など正直あの手この手で頑張っているのは良い目で見られていない部分も多々あります。でもこの試みは、文化財を守りながらも積極活用するアイデアとして良いのではないでしょうか。

 

並べただけですが、動画も撮っておいたのでWalk…の様子はこれがよくわかるかと。

 

2019.8.17(土) – 9.02(月)
下鴨神社 糺の森 京都, 日本

https://www.teamlab.art/jp/e/shimogamo

■アクセス

京阪: 出町柳駅より   徒歩12分
阪急: 河原町駅より  徒歩5分→京阪祇園四条駅~出町柳駅→徒歩12分
JR: 京都駅より 地下鉄(烏丸線)鞍馬口駅から徒歩、又は北大路駅→バスにて
バス: 京都駅、河原町駅、北大路駅より市バス運行あり。
最寄りバス停…下鴨神社前、糺の森、新葵橋、御影橋



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