アンジェリーナ・ジョリーが去年の一時期激ヤセしていましたが、この作品のためだったのね。いやあ、細い!!!
二の腕のたるみがないを超えて、筋っぽさがめいっぱい確認できるぐらい、アンジーの腕っぷしが披露される映画『WANTED』を見てきました。でも、主役はジェームズ・マカヴォイです。
ジェームズ・マカヴォイは日本ではまだそれほどメジャーではありませんが、私はかなり好きな俳優です。『ペネロピ』も『ラストキング・オブ・スコットランド』も良かったなぁ~。しかしどちらもやさ男の役です。そんな彼がアクションもの?と思ったら、案の定やさ男、それもかなりのダメ男からのスタート。突然命を狙われる「巻き込まれ系」から、自分の意思を持って戦う男への変貌を見せ、アクションもいけるのをビシバシ見せてますよ。ジョン・ウーばりの二丁拳銃も披露してます。
ストーリーは近未来っぽく見えるけど、さにあらず。現代の知られざる裏側の世界の物語。登場する暗殺者たちが持つ特殊能力は心拍数が急激にあがると、五感のすべての機能がアップするというもので、潜在能力をさらに鍛え上げたときに得られるものという設定。予告編でも見られるこの映画一番のウリ「曲がる銃弾」(マトリックスでいうところの銃弾を止めるみたいなもんよ)も、彼らのトレーニングのたまものなのです。
『ナイト・ウォッチ』でロシア映画の新世紀を切り開いたティムール・ベクマンベトフのハリウッド進出作だけあって、彼の得意な闇の濃淡を使う映像はちょっとうっとりします。
主演のジェームズ・マカヴォイが来日し、吹き替えのDAIGOさんとともに登場するジャパン・プレミアが来週月曜日に行われるそうですよ。私も行きたいけど、別件入っているので残念無念。。。
予告編
監督:ティムール・ベクマンベトフ 『ナイト・ウォッチ』『デイ・ウォッチ』
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイ、
モーガン・フリーマン、テレンス・スタンプ
原題:WANTED
原作(グラフィックノベル):マーク・ミラー「WANTED」
全米公開:2008年6月27日(北米配給:ユニバーサル・ピクチャーズ)
配給:東宝東和
9/13(土)14(日)15(祝)<3連休>先行上映
9/20(土)日劇1他全国ロードショー