3月のライオン 3 (ジェッツコミックス)
「ハチミツとクローバー」の羽海野チカがステージを少年誌(青年誌?)に移して連載中の「3月のライオン」。
3巻が少し前に出ていたのですが、ようやく購入。漫画買うの久々です。気になっている作品たくさんあるのですが・・・。
今回は将棋の獅子王戦(実際にはなく、たぶん竜王戦をもじったもの)のトーナメントに臨む、主人公の桐山玲と棋士の面々が登場します。欲をあらわにさらけだすキャラクターをほのぼの羽海野センセイが生み出すのが衝撃的です。これまでの巻にも主人公をはじめ、負の感情を抱えて苦しむ姿が多く登場し、それを美人三姉妹が癒すというバランスがあったけれど、今回は7割がダークサイド。
最終戦での対局後の姿を切り取ったシーンが秀逸!
負けを悟った側は対局中に最後の一言に向けて心を整理してゆくが
勝つ側は最後の一瞬まで読み違える事がないよう張りつめ続ける
-だからこんな風に対局直後は勝った方が激しく消耗している場合が多いのだ
ぐううううー
記者に囲まれる棋士と盤の前から動けない棋士をそれぞれ見せておいての、このモノローグ。
心臓がぎゅううっとつかまれました。
アトレ恵比寿の有燐堂で買ったところ、ミニうちわとちらしが入っていました。