ヴーヴ・クリコが築き上げた歴史の軌跡に触れる25日間 世界巡回企画展『Veuve Clicquot Solaire Culture ~太陽のように輝く250年の軌跡~』が開催中

東京に住んでいると毎週のようにあちこちでイベントが開催されていますが、ここ数年増えているなぁと感じるのが、ラグジュアリーブランドの企画展。

 

2022年6月16日から原宿のJingで始まったのは、ヴーヴ・クリコの世界巡回企画展『Veuve Clicquot Solaire Culture (ヴーヴ・クリコ ソレール カルチャー) ~太陽のように輝く250年の軌跡~』

 

ブランド ヴーヴ・クリコは、 1772年の創業以来、 ヴーヴ・クリコが築き上げてきた太陽のような輝きを放つソレール カルチャーを現代アートで表現すべく、特別なキュレーションでヴーヴ・クリコにインスパイアされた作品を依頼するなど、ここでしか見られない作品を制作。さらに、会場にはヴーヴ・クリコの歴史における伝説的な瞬間を博物館級のボトルや資料から映像まで様々な形で展示し、表現しています。

 

会場となるのは原宿駅前のJingで、ここ1年だけでもエルメスやルイ・ヴィトンなどのハイブランドのエキシビジョンが開催された会場です。余談ですが、こちらはお手洗いの数が多くないので、事前に済ましておくのがおすすめ。

会場は1階と2階の2つのフロア。

グラン・ダムのスペシャルコラボデザインで話題となった草間彌生さんの作品「夜の闇に咲く私の心」も再展示。

 

私がとくに気に入ったひとつが、こちらのヴーヴ・クリコのロゴ入りのプロダクトのコーナー。ヴーヴ・クリコはシャンパーニュを持ち運ぶためのシャンパーニュバッグを作るなど、様々なグッズを制作してきました。非売品もあれば、期間限定で販売した商品もあります。

2008年に記事を書いたカリム・ラシッドによるヴーヴクリコのための椅子「Love Seat by Karun Rashid」の実物を見られたのが嬉しかったー。

 

2階では、まずはソファに座って文学作品を鑑賞できるインタラクティブなライブラリーが登場。広告という概念がまだ薄い時代において、ヴーヴ・クリコの名前を広めたのは著名な文学作品でした。アガサ・クリスティやイアン・フレミングなど、作中にヴーヴ・クリコが登場する小説の数々は、メモメモ。

ドーム型のディスプレイケースのなかには書籍を展示。これはイアン・フレミングによる007シリーズの「サンダーボール」。

今回の展示では、ヴーヴ・クリコの礎を築いたマダム・クリコに敬意を表し、100%女性による企画展として実施。草間彌生以外にも日本からは漫画家の安野モヨコ、ほかにも様々なアーティストが参加。

1階ではペインティング、2階ではインスタレーションと立体作品を展示。

 

2階のモニーク・フリードマンによる作品は、靴を脱いで中に入っても体験できます。過去に増上寺での屋外展示でも彼女の作品を観たことがありますが、太陽のさまざまな時間での色を表現した空間は日が高い時間のほうがきれいに見られそう。

 

 

体験の旅の最後には、ヴーヴ・クリコとのペアリングが楽しめるレストランと今回の展示のために作られたグッズなど、ヴーヴ・クリコの世界を持ち帰れるブティックが用意されています。

 

 

『Veuve Clicquot Solaire Culture(ヴーヴ・クリコ ソレール カルチャー)
~太陽のように輝く250年の軌跡~』

■日程:6月16日(木)~7月10日(日)
⁡■会場:jing (ジング)(東京都渋谷区神宮前6丁目35−6)

営業時間:11:00~21:00 月曜日~日曜日 無休(最終入場時間:20:00)
レストラン 11:00~21:00(L.O 20:30)

■入場料:無料(入場は20歳以上可能)
※レストラン、 ブティックのみ物販あり

■事前予約:ヴーヴ・クリコ公式LINEアカウントから事前予約受付



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