【Book】働き方 完全無双 / ひろゆき

仕事をするうえで、取材に行って記事を書くアウトプットだけでは自分のなかのストックが目減りしていくため、日々新しい情報を違った視点から仕入れる「インプット」が必要です。

なかなか本を読む時間がとれないので、今年のゴールデンウィークは遠出をせずに、たまっていた本を読み漁ることにしました。

 

そんなわけで、まずはハジメマシテの著者の本から。

とはいえ、あまりにも有名な方ですよね、「ひろゆき」さん。

私は2ちゃんねるを作って、続けて、裁判をたくさん起こされて…という程度には知識はあるものの、彼がネットでどんな発言をしているのかなどはフォローしていないので、そこも含めてざっくり理解でき「ひろゆき初心者」にも読みやすい1冊でした。

 

会社員になって、定年を迎える人生が大多数ではなくなり、将来年金をもらえる保証もない我々がどうやって生き残っていくのか。帯にある「理論武装」も、実地体験に基づくものも多く、そこが某ブロガーとは大きく違う点ですね。

 

個人的にとてもささったのが、ネーミングの話。

 

地名は狭ければ狭いほうがいい

 

その理由のなかで、面白かったのが、

 

亜細亜大学よりも日大、日大よりも東大と頭がよくなっていく

 

という論破。

この視点をもっているというのが面白い。

「ひろゆき論破本」というのは何冊か出ているようです。私は初めてですが、カリスマというかメンターっていうのか、フランスに住みながら日本のことをこれだけ書けるというのもいまの気分を読み解く独自の視点と情報源をもっているんでしょうね。

 

 

<Amazonの紹介文>

□無敵シリーズ「10万部」を突破!
■今回のテーマは、「働き方」。
□沈みゆく日本で、あなただけが無双状態で働くには、どうすればいいのか。
■2ちゃんねる、ニコニコ動画、4chanなど…、「世界一の管理人」である西村博之がおくる、リアルガチな働き方改革! ! 

「個人として、ワンチャンを狙いながら幸せを目指そう!」

自分のスキルや能力を信じて、今と同じ頑張り方をしていては、
みんなでアリ地獄の中で上を目指して走っているのと変わりがない。
これからは、個人でワンチャンを狙うように「働き方」をアップデートさせるほうが近道だ。
本書で提唱するのは、「〝無双〟状態で働けばいいんじゃね?」という逆転の発想である。

働くときに考えるべきなのは、個人の「攻め方」と「守り方」の2つだ。
「攻め方」というのは、能力を上げることではなく、「相対的に自分を有利にする方法」である。
押さえておきたいポイントは、「何が当たるかわからない」「人に覚えてもらえばチャンスが増える」ということだ。

「守り方」というのは、企業の論理に絡めとられることなく、「最悪、クビになっても大丈夫な状態」にしておくことだ。
押さえておきたいポイントは、「ブラック企業」と「ベーシックインカム」についての知識である。
ブラック企業の論理に負けず、ベーシックインカムをもらうこと前提に生きることを目指そう。

そして、もう一つ必要になってくるのが、経営者側の視点、つまり「企業の論理」だ。
ここのポイントは、「企業の成長と衰退」「できる人を伸ばす」ということだ。
ネット時代になり、一代で大企業にまで急成長する例も増え、その一方で事業の寿命は短くなっている。そのロジックを説明する。

〝個人の「攻め方」「守り方」をマスターし、企業の「論理」を身につけて、業界としてよりよい「環境」に身を置く〟

これこそが、本書の目指す「働き方 完全無双」である。
これからも日本で働いていく上で、どんな状態があなたを相対的に有利にさせるのか。
その方法を徹底的にお教えしよう。



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