モデル像を大きく変えたファッションアイコンは健在! KATE MOSS (ケイト・モス) がZARAとのパーティーカプセルコレクションを発表

いくつ年を重ねても、その輝きを失うどころか常にトップランナーでありながらも、自らのスタイルは全く変えないトップ・オブ・トップであり続けるモデル、KATE MOSS。マイナーチェンジはしているものの同じ肩下ロングヘア、ベーシックカラーを素材感で遊ぶコーディネートなど、自分らしくいられるスタイルを貫き続けているファッションアイコン。

そんな彼女が新たにZARAとのコラボコレクションを発売します。

ケイト・モスとのデビューコレクションは「パーティカプセルコレクション」

「パーティーカプセル」コレクションと名付けられたこのラインをデザインしたのは、ケイト・モスと長年のタッグを組んでいるスタイリスト KatyEngland(ケイティ・イングランド)。昼から夜へとスタイルの垣根を越え、シームレスに装う人の魅力を引き立てるピースとなっています。今回のコレクションは、彼女のコレクションから大切にキュレーションされたお気に入りアイテムからインスパイア。時代を超えて愛される多世代向けのデザインが魅力のこのコレクションでは、彼女のファッション界で培ってきた知識と、ストリートファッションに常に目を向けてきたスタイルが融合し、現代的なパーティールックに生まれ変わっています。

クリームとブラックのレーザーカットドレスは、バイアスカットと個性豊かなディテールで仕立てられ、彼女のお気に入りであるレオパードや1930年代ヴィンテージティードレス柄のプリントも取り入れています。また、クローゼットの奥から取り出されたようなジャケットを現代風にリメイクし、コー
トやシューズ、アクセサリーは夜を彩るストーリーを語ります。このケイト・モスのZARAパーティーカプセルコレクションは、今冬のワードローブを彩るワンストップショップです。ケイト・モスのテーマと情熱に忠実に、ディスコとロックンロールの要素が程よく融合したコレクションに仕上がっています。

KATE MOSSは映画スターのCharlotte Rampling (シャーロット・ランプリング) やLauren Hutton (ローレン・ハットン) が輝いた70年代、スタジオ54やLed Zeppelin (レッド・ツェッペリン)といったミュージシャンなどからの影響を挙げています。また、イギリスファッションの象徴的存在としての自身のスタイルも融合させ、今シーズン、ケイト・モスが最も着たいと思うワードローブが完成しました。

このキャンペーンを撮影したのは、ケイト・モスのお気に入りのフォトグラファーのMert Alas(マート・アラス)とMarcus Piggott(マーカス・ピゴット)。ケイトとは25年間にわたって共に仕事をしてきた信頼関係のあるパートナーです。

本コレクションは、11月30日より世界の一部店舗およびzara.comにて発売されます。日本国内ではオンラインのみの展開です。

商品価格帯は3,590円から 12万9,990円。

ケイト・モスが語る、今回のコレクションのきっかけ

ケイト・モスは今回のコレクションについて次のように語っています。

コレクション誕生のきっかけ

「Katy England(ケイティ・イングランド)と一緒に、このコレクションをもう一度やりたいね、という話をしていました。彼女はとてもこだわりが強いので、私が『本当にまた一緒にやりたいの?』と言うと、彼女は『もちろん、やりたい』と言ってくれました。それを聞いて、私はすごくワクワクしました。彼女は本当に素晴らしい才能を持っているので、また一緒に仕事をしたいと言ってもらえたことはとても嬉しくて、すぐにそのチャンスを掴みました。そこから『どこでやる?』という話になって、彼女が即座に『ZARAが最適だわ』と提案してくれました。ZARAのサポートは本当に素晴らしかったです。Marta Ortega(マルタ・オルテガ: 現ZARAのエグゼクティブ・チェア)にこの企画を提案して、すぐに『やりましょう』と承諾してくれました。モデルとしてのお仕事は通常向こうから依頼されていましたが、今回自分からプレゼンすることは初めての経験でした。しかし、今回はどうしても実現したくて自ら行動に起こしました。自分のデザインしたものを誰かが着てくれるのを見かけると、本当に嬉しいし、このコレクションもそんな風に皆さんに愛されることを目標としています。」

「パーティーカプセル」コレクションのコンセプトについて 

「このコレクションは、昼と夜のスタイルに対応できるものを目指して作りました。例えば、ジャケットを脱いでホルターネックにするという要領で、少しアレンジするだけで日中の装いからパーティースタイルに変身できるピース。パリでは日中にドレスアップできるけれど、ロンドンでは少し夜向けかもしれません。ニューヨークなら昼間から着ても違和感がないと思います。パーティースタイルの服には、ラグジュアリーな素材、つまりはサテンやベルベット、シフォン、クレープ・デ・シンなどがぴったりです。こうした素材は動きやすく、セクシーで楽しい気分にさせてくれます。ファッション業界で『快適さ』はあまり重視されないけれど、ゆったりとした服の方がエレガントに感じられると思います。」

デザインプロセスについて 

「久しぶりに自分のアーカイブを掘り起こしてみました。19歳の誕生日パーティーで着たドレスやその時に履いていた靴を見つけた時は感慨深かったです。アーカイブのピースを見直し、現代のスタイルにアレンジしました。ジャンプスーツのトップ部分は、ケイティ(イングランド)が気に入っていたシャツからインスピレーションを得ています。コレクションは、私たちが本当に欲しいと思うものを軸にしています。私が何度も繰り返し着てきたものがベースで、旅行にも必ず持っていくようなピースを含め、ロングのクリームドレスはその一例で、ビーチやナイトクラブでヒールと合わせても素敵です。クリエイティブな過程を楽しんで、ケイティと意見を出し合いながら作り上げました。」

コレクションの特徴について 

「モノクロのアイテムは、幅広いシーンで活躍します。リップやヘアスタイル次第で全く違った印象になります。それ自体が主張するわけじゃなく、アレンジが楽しめるアイテム。カラフルなシューズやジュエリー、メイクで自由に遊べるのが魅力だと感じています。

プリントも欠かせない要素の一つで、私は特にヴィンテージのフローラル柄に惹かれます。1930年代のティードレスやエキゾチックなプリントは、ヴィンテージショップで必ず目に留まってしまいます。それは、少しマスキュリンな要素もありつつ、フェミニンさも感じられるようなデザインです。

ブレスレットは、友人からの誕生日プレゼントがインスピレーションになっていて、とても着け心地が良いです。コートはどれも身に纏いたくなる美しいグラマーさが特徴で、シースルーも多くの方が求めているトレンドスタイルです。

スタジオ54風のダイヤモンドストラップがついたカットアウトドレスも展開しています。クレープ素材でセクシーなディスコ感を演出し、まさに『Love to Love You Baby』のDonna Summer(ドナ・サマー)を彷彿とさせるピースです。

特にお気に入りのヴィンテージコートは、友人たちがいつも欲しがるもので、エレガントに昼から夜まで、劇場やクラブでも活躍するアイテムです。クリスマスパーティー用の輝きを添えたブロケードジャケットやドレス、ディナーやライブに最適なアイテムも用意しました。ケイティのクローゼットからインスパイアされた、60〜70年代のネイビーやミッドナイトブルーのベルベットパンツも取り入れました。

私にとってレオパード柄はマストで、どんなスタイルにも合います。そして、定番のシガレットパンツも欠かせません。

ホワイトドレスはとてもグラマラスで、着た瞬間にまるで天国にいるような幸せな気分にさせてくれます。裾のディテールはフランスの職人がハンカチに縫い込んだようなクラシックな仕上がりで、このドレスを着れば「今日は特別な夜」と感じることでしょう。

他にも、お下がりのようなフェイクポニーのピーコートなど、イニシャルを内側に刺繍してカスタマイズできるオプションも設けました。コートのデザインは友人のイニシャルが裏地に刺繍されていたもので、まさにオールドスクール。誰かに奪われたくないほど価値のあるコートに仕上がっています。新しいバージョンと自分のオリジナルの見分けがつかなくなるほど完成度が高く、良いサインだと感じています。

このコレクションは、ルーズでシック、柔らかい印象やエレガントさが引き立っています。1970年代のCharlotte Rampling(シャーロット・ランプリング)やLauren Hutton(ローレン・ハットン)を彷彿とさせる雰囲気を持ち、着心地も抜群で、袖に控えめな煌めきをあしらい、決して主張しすぎない華やかさを表現しています。」

お客様へ 

「常にお客様のことを考えています。ある日、75歳の女性とお会いする機会があり、私は『このZARAコレクションのベルベットコート、きっとお気に召しますよ』とお話しました。そしてその後、ケイティの20歳の息子ウルフにも同じコートを試着してもらったのですが、彼も素晴らしく似合っていたんです。年齢や性別にとらわれず、誰もが魅力的に着こなせるアイテムを作ることが理想です。私自身、ジェンダーレスなスタイルを好んでいます。今回のコレクションにも、男性が着ても素敵に見えるスーツジャケットやコートが揃っています。」

インスピレーションについて 

「私の頭の片隅にはいつもJimmy Page (ジミー・ペイジ)とRobert Plant (ロバート・プラント)がいます。70年代の彼らと一緒に飛行機に乗ってツアーに行く夢は、常に抱いています。最高のパーティーを思い浮かべると、やはり『Studio 54』での一夜やLed Zeppelin(レッド・ツェッペリン) のツアーが頭に浮かびます。知人にStudio 54で金のラメのスピードを履いてダンサーをしていた人が語るエピソードは本当に夢のようでした。Bianca Jagger (ビアンカ・ジャガー)が白馬に乗って登場したあの瞬間は、パーティーの極致ですよね。私たちは90年代にすごく恵まれた時代を過ごせたと思います。

私自身のパーティーも、このコレクションのインスピレーションになっています。30歳、40歳の頃のパーティーは特別な夜でした。

昔なら、黒のスパンコールドレスを着ていたと思います。今はシフォンも大好きですし、今回のコレクションで気に入ったアイテムもたくさんあります。すでに、このコレクションのローンチパーティーで着るアイテムも決めています。このコレクションは、セクシーで楽しく、まさにロックンロールそのものです。」

アイテムは大人が使いやすいセンシュアルなパーティスタイル



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